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藤沢周平書籍作品あれこれ

鶴岡と新座の接点

縁ができて

新座市には川越藩主・松平信綱が引かせた「野火止用水」があることから、以前から一度訪ねたいと思っていました。「野火止」という名前は、藤沢周平さんが肺結核の療養のために入院した病院で俳句を作っていたときのサークルの名前に付けられていたんですね。「野火止句会」というのです。この句会で藤沢さんは文学修行をされたということです。苦しかった療養時代の中でも楽しみをつくり吟行めいたこともなさったとか。この新座市を訪れたことがあったかもしれませんね。

1999年5月に当公民館の職員であられる土地さんが私どもの鶴岡の町へおいでになり、藤沢さんゆかりの地を一緒に歩きました。その土地さんとの縁で、鶴岡の町の愛読者と新座の皆様とのつながりが出来、いずれ両者の交流会などがもてたらうれしいことだと思います。

「川越藩と荘内藩」へ続く 

(新座市立栄公民館講演より)

(筆者・松田静子/鶴岡藤沢周平文学愛好会顧問)
海坂かわら版
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