サバのトマトソース煮、サトイモとカブとナメコのサラダ／健康料理レシピ集「美食同元」 40

今回は２品紹介します。まず「サバのトマトソース煮」（写真上）。サバは今が旬。夏場の２、３倍もの脂が載っておいしいときです。しかし、鮮度落ちが早い魚でもあります。▽肌が青くつやがある▽目が澄んでいて腹が締まっている▽エラが赤い―などをポイントに選び、新鮮なうちに調理しましょう。

調理をする前に、ピンセットでサバの小骨を取っておくと食べやすくなります。焼くときは皮を上にするとフライパンにくっつきません。ピリ辛でくせになるおいしさ。お子さんにはトウガラシ無しでどうぞ。

もう１品は「サトイモとカブとナメコのサラダ」（写真下）。サトイモも秋が旬です。イモ類の中では低カロリーで、独特のぬめりが血圧やコレステロールを下げ、脳を活性化させるほか、肝臓を強化するといわれています。

彩りのきれいなサラダです。ドレッシングのユズの香りがアクセント。時間が無いときは市販のゆずぽん酢でもOK。サトイモとカブの食感の対比を楽しんでください。

（協力：鶴岡市食生活改善推進協議会櫛引支部）

サバ１尾、トマトの缶詰め（ホール）１缶、トウガラシ１本、オリーブオイル大さじ４、Ａ（塩小さじ１／２、こしょう少々）、Ｂ（ニンニクのみじん切り１片分、タマネギのみじん切り１個分）、Ｃ（塩小さじ１／２、こしょう少々）

１人分の栄養価

サトイモ200ｇ、カブ２個、カブの葉２個分、ナメコ１パック、ドレッシング（レモン汁1/2個分、はちみつ小さじ１、オリーブ油大さじ３～４、しょうゆ大さじ１＋1/2、ユズの絞り汁少々、ユズの皮少々）

サトイモは皮をむき、約３ミリの輪切りにして、塩入りの酢水（水１リットルに対し塩10ｇ、酢少々）に約５分間放す。水気を切って鍋に入れ、たっぷりの水を注いで火にかける。煮立ったら中火にしてあくを取り除く。火が通ったらザルにあける。
カブは皮をむいて２～３ミリの薄切りにし、塩少々をまぶしてもむ。しんなりとしたら水気を軽く絞る。３カブの葉は水で洗い、約５ミリ幅に切る。塩少々でもみ、水気を絞る。
ナメコは石づきから切り取って水で洗い、熱湯でさっとゆで、ザルに取る。ドレッシングの材料を混ぜ合わせておく。
水気を切ったサトイモ、２、３、ナメコを合わせて器に盛り、ユズの皮を細かく切って散らす。食べるときにドレッシングをかける。

2008年11月18日 up