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2006年(平成18年) 9月28日(木)付紙面より

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「地域共創センター」市民交流ミーティング 現状や課題、取り組み報告

 今年5月、酒田市の東北公益文科大学に地域活動の拠点組織として開設された「地域共創センター」(センター長・大歳恒彦公益学部長)主催の市民交流ミーティングが26日、同大学に隣接する同市公益研修センターで開かれた。センター員を務める同大学の教職員が、現在センターが中心となり展開、調査・研究している各事業について参加者に報告した。

 同センターは、同大学が理念の一つとして掲げる「大学まちづくり」の一環として、地域活動をしたい学生と、学生の力を借りたい地域住民の架け橋となり、地域の課題解決や地域活性化を推進していく拠点として設置された。

 同大学の教職員や学生有志がセンター員となっているほか、専門の「共創コーディネーター」2人を配属。学生、住民双方の相談に乗って課題の掘り起こしなど進めている。また、地域活性化に向け同大学の研究成果を活用することにしている。

 今回のミーティングは、同センター設立の趣旨や目指す方向性、現状、課題について学生や地域住民が共通認識を深めようと初めて企画。庄内地方一円のNPOやボランティア組織などから約50人が参加した。

 小松隆二同大学長のあいさつに続き、大歳センター長が、センターの設立経緯や活動内容について紹介。引き続き、センターが現在、携わっている事業を報告した。

 この中で、同大学広報入試課職員の浦山恭子さんは今年11月3、4の両日、同大学を会場に開かれる「学生まちづくりサミット」について紹介し、「全国から学生が集まってくる。一般の人も参加可能で、どうしたら学生によるまちづくりができるようになるか一緒に考えてほしい」と語った。

 また、今年10月で酒田大火発生から30年の節目を迎えるのを機に、学生たちとともに「酒田大火プロジェクト」を展開している渡辺暁男同大学助教授は「今年5月から大火に関わった人たちに対する聞き取り調査を行っている。市民らから再度、酒田大火やその後のまちづくりの進行について考えてもらいたい」と話した上で、「研究成果は将来のまちづくりに資するため公表したい」と、酒田市や同大学などが主催し10月28日に開かれる「防災フォーラム」の中で発表する方針を示した。参加者は熱心にメモを取りながら聴講、センターの今後に関心を寄せていた。
 

地域共創センター主催の市民交流ミーティングが開かれた
地域共創センター主催の市民交流ミーティングが開かれた



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