2008年(平成20年) 2月6日(水)付紙面より
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鶴岡第二中学校(柿崎泰裕校長、生徒479人)で5日、大地震と津波の被害を受けたインドネシア・スマトラ島の被災児の生活や学業の支援金贈呈式が行われた。
同校ではNPO法人「地球の子どもネットワーク」(山口吉彦理事長)の呼び掛けに応え、2005年3月から被災児の教育や生活を支援する里親事業への協力を開始した。家庭や地域の協力を受けながら学校全体で取り組んでいる空き缶回収運動で、引き換えたお金の中から被災児1人の1年間分の生活費、学費を現地に送り続けている。
この日、同ネットワークの山口考子理事が同校を訪れ、朝礼の時間に設けられた贈呈式で生徒会議長の板垣諒君から支援金を受け取った。山口理事は大地震の被害や混乱の様子、その後に日本で始まった里親活動について説明するとともに、「悲しみを乗り越え、明るく生きる現地の子供たちに代わってお礼いたします。里親として頑張ってくれる皆さんの気持ちに感謝したい」と謝辞を述べた。
支援金は同ネットワークを通じて現地に送られる。
スマトラ島の被災児のため、鶴二中の生徒たちが支援金を贈った