2008年(平成20年) 12月20日(土)付紙面より
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鶴岡市の田川コミュニティセンターで19日、地元の老人クラブ田川ほかり会連合会(鈴木和義会長)と田川保育園(佐藤絹園長、園児34人)の園児たちが「なしだんご」作りで交流し、ひと足早い小正月行事を楽しんだ。
なしだんごは五穀豊穣(じょう)などを願い、ミズキやヤナギの枝に紅白のもちを飾り付ける行事。別名「もち花」「だんご木」とも呼ばれ、伝統行事として全国各地で行われている。
ほかり会では、地域の行事伝承と世代交流を目的に、1983年から毎年この時期になしだんご作りを行っている。
この日は同会メンバー45人と保育園の3―5歳児24人が参加。園児たちはお年寄りから手伝ってもらいながら台に上がり、まだ軟らかい紅白のもちを一つ一つミズキの枝に飾り付けていた。
園児たちは「花が咲いたみたい」「おもちがおいしそう」と口々に話し、お年寄りたちと楽しく交流していた。なしだんごは来年1月いっぱい、同コミセン内に飾られる。
園児たちがお年寄りと一緒になしだんごの飾り付けを楽しんだ