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2011年(平成23年) 10月27日(木)付紙面より

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吟詠大会で社是吟じる 鶴信若手職員 本番へ特訓に励む

 鶴岡信用金庫(本部・鶴岡市)の若手職員たちが、30日に鶴岡市中央公民館で開かれる詩吟の吟詠大会に出演することになり、特訓に励んでいる。社是に当たる「基本方針」などに節を付けた異色の吟詠で、職員たちは「窓口で声が出るようになった」と仕事への波及効果にも手応えを感じている。

 大会は、市内の愛好家らでつくる日本九重流詩吟学会鶴城清吟会の第35回吟詠大会。加藤涛洲会長が同信金OBという縁で、参加を打診。東日本大震災を踏まえ大会テーマに「いのち」「きずな」を盛り込んだこともあり、「信金はきずなを大切にしてきた」と参加を決定。先月半ばから、若手職員の教養講座として週1回の練習が始まった。

 出演するのは入庫1―3年目の職員20人(男性7人、女性13人)。「鶴岡信用金庫は地域金融機関に徹し、最高の奉仕と運営とをもって…」という基本方針と、創業70周年(1995年)で鶴岡書道会顧問の酒井南山(忠治)さんが作った「金融の伝統郷風を起こす、七十年来、業益々隆…」で始まる漢詩を吟じる。

 20日午後6時から鶴岡市馬場町の同信金本部で行われた5回目の練習では、加藤会長と、同信金職員で鶴城清吟会指導部長の佐藤宸洲さんの2人が講師となり、「もっと大きな声で、自分が周囲をリードする気持ちで」などアドバイス。職員たちは朗々と声を響かせた。

 西支店の齋藤菜実さん(23)は「最初は声が出なかったが、練習の翌日は窓口で声が出るようになり、だんだん面白くなってきた」、総務部の武田洋平さん(26)は「地域に根差した文化に、地域の人たちとともに取り組む意義は大きい」とそれぞれ感想を話した。

 加藤会長は「社是などを大会で吟じるのは全国的にも珍しい」、同信金の池田丈人人事企画課長は「自分に自信を持ち、堂々と自己表現できるようになれば」と教育面での効果にも期待を寄せていた。

本番に向け特訓に励む鶴岡信金の若手職員たち=20日夕、同信金本部 
本番に向け特訓に励む鶴岡信金の若手職員たち=20日夕、同信金本部 



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