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2011年(平成23年) 3月2日(水)付紙面より

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庄内地方 13高校で卒業式

 庄内地方の公立高校13校で1日、卒業証書授与式が行われ、卒業生たちが3年間を振り返りながら万感の思いで学びやを巣立った。

 県立酒田西高校(小柳秀記校長、生徒540人)では、胸にコサージュを付けた卒業生148人が、在校生や保護者らの拍手に迎えられて会場の同校体育館に入場した後、午前9時半に開式。小柳校長が卒業生一人一人に、「おめでとう」と声を掛けながら卒業証書を手渡した。続く式辞で「3カ年にわたる高校生活のさまざまな思い出すべてが成長の証しである。将来の糧として刻まれることを願ってやまない。人は学びを通して成長し続ける。いつまでも学ぶ姿勢を保ってほしい。一人一人が実り多い人生を送られることを祈る」と、はなむけの言葉を贈った。

 来賓祝辞に続き、在校生を代表して生徒会長の柴田慈仁(なりひと)君(2年)が「自分を磨き、いつも挑戦することを忘れずに前進する先輩方は、私たちが見本とする姿でもある。先輩方から学んだ努力することの素晴らしさと仲間を信じることの大切さを忘れず、この学校の素晴らしい伝統を受け継ぎ、よりよい学校にしていくことを誓う」と送辞。

 卒業生代表の佐藤敬規君が「少し大きめの制服に身を包んで入学してから、はや3年が経過した。卒業が近づくにつれて、さまざまなことを思い出すようになった。1年のときから生徒会にかかわり、仲間と一緒になって味わった達成感は、一人のときの何倍にも感じられた。在校生の皆さんにも、そうした付き合いを大事にして『西高で学んで良かった』と思えるよう頑張ってほしい」と答辞を述べた。

 全員で「蛍の光」を斉唱した後、吹奏学部が演奏する「ゆず」の「栄光の架橋」と出席者の温かい拍手に包まれながら、会場を後にした。

 庄内地方では、公私立、定時・通信制課程を含め12日までにすべての高校で卒業式が行われる。

卒業生一人一人に卒業証書が贈られた=酒田西高
卒業生一人一人に卒業証書が贈られた=酒田西高


2011年(平成23年) 3月2日(水)付紙面より

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「鶴岡雛物語」本格スタート

 城下町・鶴岡に伝わる雛(ひな)人形を展示・紹介する「鶴岡雛物語」が1日、鶴岡市内の各会場で本格的にスタートした。赤い毛せんの上に並んだ優しい表情の人形たちが迎え、初日から1年ぶりの「再会」を心待ちにした女性ファンらが足を運んだ。

 市内の各観光施設や関連団体などでつくる鶴岡雛祭り実行委員会(委員長・酒井忠久致道博物館長)が1995年から毎年この時期に開催。今回は、4月3日までの日程で荘内神社宝物殿、致道博物館、松ケ岡開墾記念館、龍の湯・蔵ギャラリー氷室、旧風間家住宅・丙申堂、旧白幡邸、三井家蔵座敷の有料7施設と、湯野浜温泉街と鶴岡各商店街の各店(見学無料)の計9会場で雛人形を展示。期間中はほかに雛菓子作りなどの体験教室や講演会などを企画している。

 このうちこの日から展示が始まった致道博物館では、藩主の隠居所だった畳敷きの「御隠殿」を会場に庄内藩主・酒井家伝来の雛人形や熊本藩細川家から輿(こし)入れした密姫が持参した両家の紋入り雛道具など150点を展示。段飾りの豪華な古今雛や質実な有職雛をはじめ、市内の個人が所有する愛くるしい稚児をかたどったふくよかな御所人形の段飾りを初めて展示。同市出身で都内在住の石井敦子さん(45)は「お雛さまが大好きで、展示に合わせて帰省した。一つずつ違うお顔や衣装など尽きない魅力がある。見るというよりも、『会い』に来る感じ」と話していた。

 一方、庄内一円で繰り広げられる「庄内ひな街道」と、新潟県村上市の「町屋の人形さま巡り」、秋田県にかほ市の「にかほひな街道」を加えた「日本海ひな街道」も3県32会場で4月初めまで行われている。

「鶴岡雛物語」が本格的にスタート。致道博物館では初公開となる愛くるしい御所人形の段飾りなどが展示された=1日
「鶴岡雛物語」が本格的にスタート。致道博物館では初公開となる愛くるしい御所人形の段飾りなどが展示された=1日



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