2012年(平成24年) 6月10日(日)付紙面より
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鶴岡市の常念寺保育園(渡邊成孝園長、園児140人)で9日、「花まつり」が行われ、きらびやかな衣装を身にまとった園児たちが稚児行列を披露した。
花まつりは、お釈迦様の誕生を祝う仏教行事で、本来は4月8日に行われる。同園では、4月の入園シーズンを避けて6月に実施。1952(昭和27)年の開園以来、毎年行っているという。
稚児行列には年長園児29人が参加。華やかな衣装や化粧で着飾った園児たちは、鈴を鳴らして色紙を道にまきながら同保育園を出発。白象の山車も登場し、常念寺本堂までの約150メートルの道をゆっくりと歩いていた。この日は心配された雨も降らず、沿道には大勢の保護者が訪れた。保護者たちはわが子の晴れ姿に口元をほころばせ、「かわいいね」などと話しながら写真を撮っていた。
園児たちは、本堂でお釈迦様に生花と甘茶を供えたり歌を歌ったりした後、親子で写真立て作りや会食などを楽しんだ。