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2012年(平成24年) 9月13日(木)付紙面より

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伝統芸能に酔う 「楢橋神代神楽」玉池神社に奉納

 酒田市楢橋地区に伝わる「楢橋神代神楽」(市指定無形民俗文化財)が7、8の両日、地区の鎮守・玉池神社(今井宣幸宮司)で奉納上演された。

 はやり病を払い、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願しようと、1887年に同市の本楯神代神楽を手本に習って同神社に奉納したのが起源という。1962年まで続いたが中断、地元の若者たちが75年に復活させた。その後、保存会(枝春男会長)が結成され、82年からは小学生にも指導している。

 伝わっているのは日本神話や昔話を題材にした20演目ほど。太鼓や横笛、鉦(かね)の演奏に合わせて独特な抑揚のあるせりふを交えながら、同神社の例祭日(9月8日)と前日の宵祭りに、境内に常設されている舞台で演じている。

 7日夜は本殿で神事を行った後、午後7時半すぎから地元の阿曽愛絵花さん(南平田小6年)と今井伶さん(同5年)の女子児童2人による巫女(みこ)舞で開幕。白衣に緋(ひ)色の袴(はかま)をはき、手にした神楽鈴と金色の扇を操って優雅な舞を披露し、拍手を受けた。

 その後、男子高校生3人による三番叟(さんばそう)、地元の南平田小3年生以上の児童8人全員が出演する「花笠の舞」、保存会員と中学生2人による「道化」を上演。最後にメーンの「天の岩戸開き」を会員ら14人で舞った。

 久しぶりに涼しい風が吹く中、近くの住民が三々五々訪れては地元に伝わる伝統芸能に見入っていた。8日は午後1時ごろから、三番叟、「イザナギの命(みこと)」、「四柱」の3番が上演された。

地元の女子小学生2人が優雅に巫女舞を披露した=7日夜
地元の女子小学生2人が優雅に巫女舞を披露した=7日夜


2012年(平成24年) 9月13日(木)付紙面より

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好成績を報告 日中友好交流卓球交歓大会 帰国の選手団

 日中国交正常化40周年を記念して先月、中国・北京市で開かれた「日中友好交流都市中学生卓球交歓大会」に、友好都市の唐山市と合同チームを組んで出場した酒田市選手団が11日、酒田市役所で阿部寿一市長に結果を報告した。

 同大会は、4年前の北京五輪でも卓球会場になった中国オリンピックセンター体育館で8月17日に開会式、18、19日に試合が行われた。両国で友好都市などの関係にある自治体同士でチームを編成。今回は83チームが出場した。

 酒田市選手団は兵藤芳勝教育部長を団長に、酒田六中3年の佐藤悠樹君(15)、酒田二中1年の梅津美唯さん(13)の選手2人とコーチを務める宇野直之酒田卓球協会長、通訳の市職員の計5人。

 試合初日の18日、2人は予選リーグに出場。酒田・唐山チームは5戦全勝、4勝1敗の好成績で翌日の決勝トーナメント出場を決めた。しかし19日は、唐山市の選手にどうしても出場できない事情が発生し、残念ながら棄権となった。

 阿部市長は「お疲れさま」とねぎらいの言葉を掛け、「(尖閣諸島の領有問題など)国家間ではいろいろなことがあるが、決定的な衝突に結び付かないようにするため、市民レベルでの交流が大事。皆さんは若い外交官としての役割を果たしてくれたと思う。今回の訪問を契機に、スポーツも勉強もさらに頑張ってほしい」と期待した。

 兵藤部長が、現地での食事に苦労したことを打ち明けた上で、「2人ともレベルの高い選手を相手に、十分に力を発揮してくれた」と報告。

 佐藤君、梅津さんは「交流を通して絆を深めることができた」「万里の長城の景色はすごかった」とそれぞれ話した上で、中国の選手に関して「基本がしっかりしていた」「厳しいコースに打ち込んでくるので勉強になった」と感想を語った。

 その後、大会出場の記念品として阿部市長が、クリスタルに卓球選手のレリーフが埋め込まれた盾をプレゼント。2人は、今後も卓球を続けていくことを誓った。

大会の印象を佐藤君(右)と梅津さんが語った
大会の印象を佐藤君(右)と梅津さんが語った



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