2014年(平成26年) 8月3日(日)付紙面より
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国際空手道連盟極真会館の県総本部「田畑道場」(山形市元木一丁目、田畑繁上席師範)の夏合宿が2日、鶴岡市の羽黒地域で始まった。3日までの1泊2日で、屋内での基本稽古や50人組手を通し、県内各支部の門下生が技と心を磨いた。
同道場は毎年夏と冬に羽黒地域で泊まりがけの合宿を行っており、今回は庄内を含む県内26支部の小学1年生から50代まで男女約100人が参加した。
初日の2日は、同市羽黒町手向の手向地区公民館で基本稽古。柔軟体操でじっくりと体をほぐした後、突き、受け、手刀、蹴りなどを繰り返し練習した。続いて帯の色ごとのグループに分かれて実戦的な稽古。「セイッ、セイッ」と気合の声を響かせながらミット打ちやスパーリングなどで汗を流した。
山形市から参加した永井翔君(13)=山形一中1年=は「暑くて大変だがみんなに付いていき、しっかり鍛えるよう頑張りたい」と汗びっしょりになりながら話していた。また、田畑師範は「羽黒山での稽古で、体の汗や気を吐き出して山の霊気を吸収していく。これで心身共に強くなる」と夏合宿の意義を語った。
3日は早朝から羽黒山頂の出羽三山神社を目指して石段を上り、山頂での基本稽古や同神社合祭殿で祈祷(きとう)を行うという。