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2016年(平成28年) 12月18日(日)付紙面より

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社会人基礎力育成グランプリ全国決勝大会 公益大「酒田おもてなし隊」出場へ

 来年2月に東京都内で開催される経済産業省など主催「2016年度社会人基礎力育成グランプリ」全国決勝大会に、酒田市の東北公益文科大学の学生による観光ボランティア団体「酒田おもてなし隊」のメンバーが出場する。諸活動を展開する上で表面化した4つの課題に対する対応策をまとめた発表で、書類による審査、さらに6大学による北海道・東北地区予選大会を勝ち抜いたもの。メンバーは「これまでの活動に対する自分たちの思いを表現し、良い評価がもらえるような発表をしたい」と話している。

 社会人基礎力は、「基礎学力」「専門知識」に加えて、多様な人材と共に仕事を行っていく上で必要な基礎的な能力。同グランプリは、企業が学生に求めている▽前に踏み出す力(アクション)▽考え抜く力(シンキング)▽チームで働く力(チームワーク)―の3つの能力を身に付けてもらおうと、同省と社会人基礎力協議会が2007年度から毎年実施している。教員と学生によるチームが取り組みと成長の様子・過程を発表、最も向上が図られたチームを表彰している。

 2014年6―9月の山形デスティネーションキャンペーン(DC)の開催を前に結成された「酒田おもてなし隊」のうち今回エントリーしたのは、「大隊長」を務める中原浩子特任講師、いずれも3年の甲斐菊乃さん(22)、和田梨里さん(21)、三上陽香さん(21)の4人。

 「学生が多様な地域団体と共同して取り組む『酒田おもてなし隊』の観光を切り口とした地域活性化」と題した発表は、山形DCに端を発したJR酒田駅での送迎と観光案内、JR東日本のウオーキングイベント「駅からハイキング」の企画・運営、地域ワークショップでのファシリテーター、県外客来訪時のエクスカーションといった活動を展開する中で表面化してきた▽リーダーの孤独感と責任感▽知識・経験の差▽メンバー間の温度差・意識の差▽イベントの重複、「学業」「アルバイト」との両立―の4つの課題に対して、その解決策を自ら考え、そして実践したことをまとめている。「発表の際には活動報告だけにならないように気を付けた」(和田さん)という。

 北海道・東北地区予選大会は先月26日、仙台市の東北学院大学内で行われ、優秀賞を獲得。来年2月20日に東京都文京区の拓殖大学茗荷谷キャンパス内で行われる全国決勝大会への出場を決めた。

 学生3人は14年のおもてなし隊結成時からのメンバー。全国決勝大会に向けて甲斐さんは「個人的なエピソードを交えるなど改善し、より良い評価がもらえるようにしたい」、三上さんは「活動に対する自分たちの思いを込め、自分たちらしく表現したい」と話している。

全国決勝大会に出場する公益大「酒田おもてなし隊」の(左から)和田さん、甲斐さん、三上さんと中原特任講師
全国決勝大会に出場する公益大「酒田おもてなし隊」の(左から)和田さん、甲斐さん、三上さんと中原特任講師


2016年(平成28年) 12月18日(日)付紙面より

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開運求め「だるま市」にぎわう

 観音様のお歳夜の17日、鶴岡市本町二丁目の七日町観音堂境内で師走の風物詩「だるま市」が開かれ、開運を求める人たちでにぎわった。

 だるま市の始まりは定かではないが、藩政時代に七日町にあった遊郭の遊女たちが「だるまのようにお客の足がなくなって何日も泊まってほしい」とだるまを買い求めた説や、「いつか遊郭を抜けたい」と観音様に願いを掛けた説などが伝えられている。

 この日の午前は小雪がちらつくものの比較的穏やかな天候となり、参拝客が次々と境内を訪れた。大小さまざまなだるまや「富や福をかき集める」という熊手などの縁起物を扱う露店が軒を連ね、参拝客は新年の開運を願いながら一つ、二つと買い求めていた。

 鶴岡市岡山の佐藤勤さん(80)は「家内安全、身体堅固を願って毎年来る。ひ孫が丈夫に育つよう願いを込めた」、一緒に訪れた孫の鈴木明日香さん(32)=同市井岡=は「今年もみんな健康に暮らせた。来年一年も平穏に暮らせるように」とそれぞれ話していた。

恒例の「だるま市」が開かれ、開運を求める人たちでにぎわった
恒例の「だるま市」が開かれ、開運を求める人たちでにぎわった



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