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2020年(令和2年) 11月10日(火)付紙面より

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羽黒山バイパス全線供用開始 「神路大橋」で記念式典住民らが渡り初め

 鶴岡市羽黒町手向で整備が進められてきた主要地方道鶴岡羽黒線「羽黒山バイパス」(全長約3・2キロ、総事業費約73億円)が8日、全線開通し、供用を開始した。同バイパス区間内に新設された、京田川(秡川)に架かる「羽黒山神路大橋」で同日、記念式典が行われ、関係者約150人が全線開通を祝った。

 この日は県や市をはじめ施工業者、地元観光協会、同橋の命名者などが出席。祈願祭では出羽三山神社の神職が神事を執り行い、バイパス上の交通安全を願った。その後、主催者の鶴岡市を代表して皆川治市長が「出羽三山を心のよりどころにする全国、世界中の人々にとって誇るべき日本遺産を身近に感じられる素晴らしいインフラ。長年、冬季間の通行に課題を抱えてきた地元にとって待ちに待った道路」とあいさつ。続いて事業者である県を代表し、吉村美栄子知事が「沿線地域にとって生活を支える幹線道路であり、修験の地に続く神聖な観光道路でもある。地域の発展のためにつながることを大いに期待したい」と述べた。式典では地元手向地区の小中学生が地域に伝わる御神楽舞を披露、会場に華を添えた。

 その後の見学会では地元地区を中心とした一般住民が参加。亡父が同バイパス開通に向け働き掛けを行ってきたという、同地区出身の大槻志のぶさん(63)=青森県むつ市=は「父が頑張ってきた橋を見て行かないかと、兄からの一言もあって足を運んだ。羽黒山を訪れる人の安全も確保されたし、訪れた人がこの先年を取っても『あの時、このバイパスを通って来たよね』と思ってもらえるような、そんな場所になればと思う」と目を細めていた。

 市羽黒庁舎産業建設課によると、旧県道の一部は冬季間、除雪作業を行わないため閉鎖。冬を除く時期は従来通り通行可能となる。

地元山伏のほら貝の音とともに関係者がテープカットし、全線開通を祝った
地元山伏のほら貝の音とともに関係者がテープカットし、全線開通を祝った

 地元住民らも加わり、「神路大橋」で渡り初めをした
 地元住民らも加わり、「神路大橋」で渡り初めをした



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