文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 4月28日(水)付紙面より

ツイート

県境またぐ移動自粛を 7県知事と仙台・新潟両市長 東北・新潟共同メッセージ発表

 吉村美栄子知事は26日、東北と新潟の7県知事と仙台、新潟の両市長との連名で「東北・新潟共同メッセージ」を発表した。今月25日から東京など4都府県に緊急事態宣言が出されたことや、全国的な新型コロナの変異株感染者の急増を受け、昨年に引き続いて大型連休前に県境をまたぐ移動の自粛などを訴えた。

 共同メッセージは「県境をまたぐ移動の自粛」と「基本的な感染予防対策の徹底」の2点を強く呼び掛けるもの。県境をまたぐ移動の自粛については▽緊急事態宣言対象都府県(東京、京都、大阪、兵庫)との往来の自粛▽まん延防止等重点措置区域(宮城、埼玉、千葉、神奈川、愛知、愛媛、沖縄の各県)との往来は極力控える▽それ以外の地域についても県境をまたぐ往来は慎重な判断を▽オンライン帰省やテレワークの積極的活用―を求めた。また、基本的な感染防止対策は▽マスクの正しい着用、小まめな手洗い、消毒、3密(密接、密集、密閉)を避けるなど基本的な感染予防対策の徹底▽飲食店を利用する際は感染防止対策が講じられている店を選び、多人数や長時間に及ぶ会食の自粛、会話の際のマスク着用の徹底▽飲食店に対し従業員のマスク着用、座席配置の工夫、アクリル板の設置、定期的な換気など業種別ガイドラインに基づく感染防止対策の徹底―を呼び掛けた。

 臨時記者会見で吉村知事は「25日に県衛生研究所の検査で新型コロナの懸念される変異株N501Yが新たに4件確認されるなど、県内でも予断を許さない状況にある。ワクチン接種が行き渡るまでできる限り変異株の流行を遅らせることが大事。山形市の緊急事態宣言は解除されたが、県民の皆さんは決して警戒を緩めず感染拡大地域との往来を可能な限り控え、基本的な感染防止対策の徹底をしてほしい」と呼び掛けた。

 鶴岡市で新型コロナウイルスの新規感染者が急増していることを受け、県と鶴岡市は26日、市民に不要不急の外出自粛などを求める合同要請を出した。中学校、高校に対しては部活動での他校との交流や合宿も控えるよう呼び掛けた。要請期間は、感染状況が落ち着くまでの当面の間としている。

 同市の26日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は31・45人で、県全体の10・30人を大きく上回り、医療提供体制のひっ迫が懸念されるという。

 一方で、感染経路不明の新規感染者や重症者はいないことなどから、独自の緊急事態宣言発出までには至らないと判断した。

 県庁と鶴岡市役所でそれぞれ記者会見し、吉村美栄子知事は「少しでも早く感染者を抑制し、ウイルスを封じ込めることが大事」と述べ、皆川治市長は「合同要請は鶴岡市民、生活圏を同じくする庄内地域、そして県民の命と健康を守るために必要。ここで踏ん張り、できるだけ早く日常が取り戻せるよう、市民の協力をお願いする」と呼び掛けた。



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field