2022年(令和4年) 10月16日(日)付紙面より
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鶴岡市の加茂水族館(奥泉和也館長)で国内では初となるクラゲの一種「シーウォルナッツ」の展示が始まった。同水族館と交流を続けているオーストリア・ウィーンの「シェーンブルン動物園」から送られたもので、早くも来館者の間で注目を集めている。
シーウォルナッツはカブトクラゲの仲間。大西洋沿岸に生息する。「くし板」と呼ばれる部位に光が反射し体から赤や青色の光を発しているようにも見える。
先月中旬に空輸で送られ加茂水族館で養成した後、今月14日からクラゲコーナーで展示を開始した。水槽には十数匹いて、体長は5センチほど。最大10センチに成長するという。水槽の前では、訪れた人たちがスマホのカメラで撮影するなどして国内初展示のクラゲ観賞を楽しんでいた。
加茂水族館のクラゲ飼育担当者は「シーウォルナッツの愛らしい姿を見てもらえれば」と話していた。しばらくの間、展示する。