2022年(令和4年) 10月18日(火)付紙面より
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第11回「湊酒田つや姫ハーフマラソン大会」が16日、酒田市光ケ丘陸上競技場をスタート・ゴールする2種目で行われ、全国から出場した1000人余のランナーがやわらかな秋の日差しの下、中心市街地や酒田北港などを通るコースを力走した。
同市出身で本県初の五輪選手(マラソン競技)となった茂木善作翁(1893―1974年)を記念した茂木杯ハーフマラソンと、酒田砂丘マラソンを統合し、2012年から毎年この時期に開催している。コロナ禍の影響で3年ぶりとなった今大会は、感染拡大防止の観点から参加を18歳以上の一般のみに限定。全国各地からハーフに653人、10キロに412人がエントリーした他、ゲストランナーとしてタレントの野々村真さんを招いた。
スタート地点となった同競技場東側の国道112号では、野々村さんが「3年ぶりの大会。皆さん頑張って」とランナーを激励、一緒に勝どきを上げた。荘司敏博酒田市陸上競技協会長の号砲で9時50分にハーフの部がスタート。ランナーは、沿道に詰め掛けた大勢の市民らによる拍手の鼓舞を受け、それぞれのペースで力走していた。
インターネットエントリーサイト「ランネット」で同大会は2019年、スタッフの対応やコース設定の在り方などの総合評価が全国の10月開催の大会で「1位」となるなど高い評価を得ている。今大会でもコース沿道15カ所に給水所を設け、シャインマスカットや飲み物を提供、約250人ものボランティアスタッフが運営を支えた。