2023年(令和5年) 10月31日(火)付紙面より
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バレーボール・2023―24Vリーグ女子1部(V1女子)に昇格した酒田市のプレステージ・インターナショナルアランマーレは28、29の両日、石川県輪島市の一本松総合運動公園サン・アリーナで開幕2連戦に挑み、初日は埼玉上尾メディックス、2日目は久光スプリングスにいずれも0―3のストレート負けを喫し、V1での初勝利はお預けとなった。次戦は11月4日(土)、青森県つがる市でPFUブルーキャッツと対戦する。
V1女子は12チームが参戦、来年2月まで2回戦総当たりによるVレギュラーラウンドを行い、上位6チームが同下旬からのVファイナルステージに進出する。
V1初挑戦となったアランマーレは今季、「CHALLENGER」をスローガンに掲げた。初日の埼玉上尾戦は第1セットこそ競った展開に持ち込んだが、第2セット以降は序盤から相手にリードを許す厳しい展開。2日目も久光の高さとパワーの前に屈した。それでも小柄ながら力強いスパイクをたたきつける加入3年目の前田美紅選手(25)=背番号2、アウトサイドヒッター、メソマチ選手(21)=同1、同=らが躍動、共に強打で得点を挙げ、初勝利への手応えをつかんだ。
初戦に際して酒田市のアランマーレ後援会「アラン∞エール」(工藤亜紀子会長)が主催し酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」で行われたパブリックビューイング(PV)には約40人が訪れたほか、多くの図書館利用者が立ち止まって画面に見入った。図書館内での観覧のため鳴り物や歓声はなく、拍手のみの応援となったが、遠く輪島に向けて選手たちを鼓舞し続けた。オレンジ色のユニホームを着用して最前列で見守った小野寺茂義さん(61)、裕美さん(53)夫妻=酒田市=は「課題はあるが、何より応援し続けることが大事。得点源の広がりに期待したい」と話した。
▽第2週初日
埼玉上尾3(25―20)0アランマーレ
(25―13)
(25―18)
▽同2日目
久 光3(25―15)0アランマーレ
(25―15)
(25―14)