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2023年(令和5年) 2月21日(火)付紙面より

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秋庭六段 庄内本因坊の栄冠 鈴木六段との鶴岡支部決戦制す

 庄内地方のアマチュア囲碁界の最高位を決める第64期「庄内本因坊戦」(荘内日報社主催、日本棋院鶴岡、酒田両支部主管)が18日、鶴岡市大宝寺町の囲碁サロン鶴岡で行われた。鶴岡、酒田両支部の予選を勝ち抜いた代表4人ずつ計8人がトーナメント戦で争った結果、鶴岡支部の秋庭弘明・六段(84)=鶴岡市宝町=が庄内本因坊の栄冠を手にした。秋庭六段は今大会最高齢で2年ぶり2回目の本因坊獲得。

 庄内本因坊戦は1960年に始まり、庄内では最も長い歴史を持つ。秋庭六段以外の今期の出場者は▽鶴岡支部=小松田泰弘・六段(42)=新潟県村上市、鈴木宏・六段(78)=鶴岡市美原町、村田友貴・五段(36)=同市宝町▽酒田支部=石井二男・六段(71)=庄内町余目、池田義則・六段(73)=酒田市一条、石川善雄・六段(75)=同市若竹町二丁目、阿部善孝・六段(75)=同市宮内。

 対局形式は持ち時間45分で秒読み20秒1回。1回戦は同じ支部同士の対局を避けて組み合わせ抽選を行った。この結果、池田六段、秋庭六段、石井六段、鈴木六段が勝ち上がった。

 準決勝第1局は池田六段と秋庭六段の対局。序盤は互角の展開となったが、中盤で秋庭六段の打ち回しがさえ優勢を奪うとそのまま押し切った。第2局は石井六段と鈴木六段が対局し、鈴木六段が序盤からリード。要所で石井六段が勝負手をかけるも追い付けず、見ごたえのある戦いを鈴木六段が制した。

 決勝は黒・秋庭六段、白

・鈴木六段の顔合わせで鶴岡支部同士の戦いとなった。序盤は鈴木六段が優勢に進め、中盤で秋庭六段が押し返す展開。終盤にかけて大石を取った秋庭六段が逆転勝利を果たした。

 閉会式で荘内日報社の橋本政之社長から表彰状を受け取った秋庭六段は「3戦してどれも余裕のない戦いだった。決勝はいつも切磋琢磨している鈴木さんとの対局で、気楽に打てたのが良かった。昨年は決勝で敗れたこともあり、2回目の庄内本因坊獲得はうれしい限り」と笑顔を見せた。

 準決勝と決勝の熱戦譜は後日、本紙に掲載する。

 ▽1回戦

池田 中押し 小松田
秋庭 中押し 阿部
石井 5目半 村田
鈴木 中押し 石川
 ▽準決勝
秋庭 11目半 池田
鈴木 中押し 石井
 ▽決勝
秋庭 中押し 鈴木

2年ぶり2回目の「庄内本因坊」を獲得した秋庭六段
2年ぶり2回目の「庄内本因坊」を獲得した秋庭六段

熱戦が繰り広げられた第64期庄内本因坊戦
熱戦が繰り広げられた第64期庄内本因坊戦



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