2023年(令和5年) 7月15日(土)付紙面より
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鶴岡市のバイオベンチャー・スパイバーは12日、同社が開発した人工構造タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」の繊維を使用したニットやデニムウエアなど8種類の製品が、来年1月に東京発デザイナーブランド「YOKE(ヨーク)」で発売されると発表した。
発売されるのはセーターやカーディガン、スエットシャツ、Tシャツ、デニムのジャケットとトラウザーズなど。製品ごとにウールやオーガニックコットンと組み合わせ、ブリュード・プロテインを4―30%の割合で使用した。価格帯はTシャツの2万2000円からジップアップカーディガンの10万円まで。
YOKEは2018年にブランドをスタートした。今回、2024年春夏コレクションとしてブリュード・プロテインを初めて採用した。デザイナーの寺田典夫さんは「3月上旬に話をいただき、改めて素材に面白さを感じてすぐに採用を決めた。素材を知ってもらい広がりをつくることがブランドとしてできることだと考え、凝ったデザインにした。今後は色のバリエーションを増やし、異素材とのミックスなどにもトライし、多様な製品に使いたい」とコメントした。