2023年(令和5年) 10月22日(日)付紙面より
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「関川しな織まつり」が21日、鶴岡市の関川地区で始まった。22日まで、しな織のコースター作り体験などが楽しめる。
日本三大古代布の一つとして古くから関川地区で受け継がれている「しな織」をアピールしようと関川しな織協同組合や地区民ら関係者が実行委員会を組織して開いている。主会場の関川しな織センターでは「しな織姫」の齋藤理佳さん(29)=鶴岡市鼠ケ関=と工藤明香さん(29)=鶴岡市大山三丁目=が機織り機でしな織を実演し、どのように織り上げて仕上がっていくのか披露した。
コースター作り体験では小学生の親子が地区のベテラン婦人から織り方を教わりながら「タン、タン」と機織り機の小刻みな音を響かせた。地区の広場では名物のあつみかぶや原木ナメコなどの特産品が販売されまつりに訪れた人たちの人気を集めた。
しな織姫の齋藤さんは「この2日間、多くの人にしな織の魅力を伝えたい」、工藤さんは「しな織が似合う女性になれるよう頑張りたい」と笑顔を振りまいていた。
22日は午前9時から午後3時まで。入場は無料。センターではバッグやのれん、財布などのしな織商品を販売している。