2025年(令和7年) 5月6日(火)付紙面より
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酒田市の「二十歳を祝う成人の集い」が4日、同市の希望ホールで開かれ、真新しいスーツや華やかな振り袖姿の若者たちが節目の年に決意を新たにした。
成人の集いについて市は昨年度から対象者全員が20歳を迎えた後の5月4日(みどりの日)に執り行うこととした。今年の対象は2004年4月2日―05年4月1日生まれの1032人(男性542人、女性490人)で、今年は約709人が出席した。
式辞で矢口明子市長は「ようやく若い人一人一人が大切にされる時代が来た。今は若い皆さんに選ぶ権利があり、学校も企業も選ばれなければ生き残っていけないと社会全体が感じ始めている。酒田市も若い人から選ばれるまちになるためにさまざまな動きがある。酒田が若い人を大切にし、活躍を応援するまちになろうとしていることを忘れないでこれからの人生を送ってほしい」と式辞。佐藤猛市議会議長は「それぞれの可能性に向かって行動を起こしてほしい。青春の失敗とは挑戦しないこと。若い人は失敗を恐れずに挑戦し頑張ってほしい」と祝辞を述べた。
いずれも市職員で成人の集い実行委員を務めた須田大翔さん(東泉町一丁目)と星川誉乃香さん(若宮町二丁目)が「昨年7月下旬には豪雨による大規模な洪水が発生し甚大な被害を受けた。復興中だが、これからを担う私たちが先頭に立つことで今後の酒田の未来を明るく活気あるものにしていけるよう精進する」と所感。続いて、加藤鮎子衆院議員(山形3区)がメッセージ動画で若者たちを激励した。
その後、酒田吹奏楽団の演奏に続き、中学校単位で記念撮影。会場内外では久しぶりに会う友人との話に花が咲いていた。