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2005年(平成17年) 6月10日(金)付紙面より

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涼を呼ぶ「庄内金魚」余目でまつり

 今年で36回目を迎えた余目町の初夏の風物詩の1つ、植木金魚まつりが9日、同町余目のアピア駐車場で開幕した。初日から大勢の町民らが訪れ、町特産の「庄内金魚」やサツキなど植木を買い求めていた。

 庄内金魚は、オランダシシガシラ種とヒブナを交配させ明治後期に誕生した。尾びれが長いことから「振り袖金魚」と呼ばれ、鮮明な紅白の体色が特徴。

 大正時代から昭和初期にかけ庄内一円で飼育され、戦後は同町南部の西袋地区を中心に農家が副業で手掛けてきた。最盛期には60戸ほどの農家が生産していたが、今は同地区の3戸と遊佐町内の1戸の計4戸だけになった。近年は流通技術の発達によりインター
ネットの通販サイトでも取り引きされるなど人気は「全国区」になっている。

 まつりは、町観光協会が庄内金魚を広くPRしようと、毎年6月9日から5日間開いている。今年は金魚の露店2軒を含め、植木を販売する町内外の造園業者ら計23軒が店開きした。

 初日は午前中から気温が上昇する中、家族連れが訪れ、金魚の露店前に座って真剣な表情で品定め。「この金魚、きれいだの」「どれがいろ」など店主と会話を楽しみながら庄内金魚を1匹2匹と買い求めていた。

 庄内金魚育成業者でつくる庄内金魚保存会の成澤孝雄代表によると、100―200円の庄内金魚に人気が集中しているという。「うまく育てると、金魚は20、30年と生きる。餌の与え過ぎに注意して」(成澤代表)と話していた。まつりは今月13日まで。時間が午前9時から午後9時ごろまで。

家族連れが涼しげに水槽内を泳ぐ庄内金魚を買い求めていた
家族連れが涼しげに水槽内を泳ぐ庄内金魚を買い求めていた



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