2020年(令和2年) 11月28日(土)付紙面より
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第64回県学校新聞コンクール(県新聞教育研究協議会主催、荘内日報社、毎日新聞社など共催)の審査会が26日、酒田市総合文化センターで開かれ、児童・生徒、保護者が制作した力作が、取材力や体裁などさまざまな観点から審査された。荘内日報社賞(荘日賞)には8点が選ばれた。
情報化の進展に伴い、情報に対する的確な思考や自主性、創造性を育む意義が高まる中、新聞の制作・発行・発表を通じてそれらを養ってもらおうと毎年、県内全域の小中学校とPTAを対象に実施している。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあって出品数がほぼ半減。学校新聞、学級新聞、学習新聞、PTA広報などの部門に、昨年に比べて250点少ない計243点の応募があった。
この日は県新聞教育研究協議会の齋藤禎行会長(余目第一小学校長)を委員長に、同協議会の顧問・役員、橋本政之荘内日報社長、浜名晋一毎日新聞山形支局長らが審査。部門別に文章力や体裁、編集技術、ニュース性、取材力、企画力、地域性など総合的に評価して入賞・入選作品を決めた。
齋藤会長は審査に先立ち「コロナ禍の中、文化面で活躍する子どもたちを評価する場を失いたくなかった。応募いただき、審査会を開催できて何より。新聞制作を通して『書く』という学びの楽しさをより多くの子どもたちから知ってもらいたい」と話した。
全体の審査結果と講評は後日、荘内日報紙上に掲載する。
荘日賞は次の通り。
◇学校新聞の部▽小学校=松原小「まつばら」▽中学校=酒田四中「酒四中新聞」
◇学習新聞▽小学校=朝暘三小3年1組(個人)、大泉小1年1組(全員)、琢成小5年1組(個人)▽中学校=遊佐中3年4組(個人)
◇PTA新聞=朝暘六小「緑のつばさ」、亀ケ崎小「ひなづる」
2020年(令和2年) 11月27日(金)付紙面より
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農林水産省が新型コロナウイルス感染症対策「GoTo Eat(イート)」の一環で実施する「やまがたGoTo Eatキャンペーンプレミアム付食事券」の販売が26日、県内で始まった。購入額の25%のプレミアム付きで、1冊5000円分(1000円×5枚)を4000円で購入できるとあって、庄内地方でも各販売場所に大勢の人が訪れた。
本県ではフィデア情報総研(本社・秋田市)が国の委託を受けて発行事業を行う。一人で1回5冊(額面2万5000円分)まで、回数に制限なく購入できる。購入場所は、県内のスーパー「ヤマザワ」41店(庄内7店)と、旧44市町村単位でヤマザワのない地域の郵便局48局(庄内20局)。販売総数は100万冊(額面50億円分)で、26日に40万冊、来月15日、25日に各30万冊と、分散して供給する。郵便局は26日の供給分のみ。使用期限は来年3月31日。
食事券を利用できるのは県内の加盟飲食店に限り、スーパーなどでは使えない。加盟店は25日現在、全県で1156店、うち庄内は255店(鶴岡市136店、酒田市100店、庄内町、三川町各7店、遊佐町5店)。加盟店は来年1月29日まで専用サイトなどで受け付ける。手数料は無料。
販売初日の26日、鶴岡市茅原のヤマザワ鶴岡茅原店(杉原淑弘店長)では午前7時ごろから入り口前に購入希望者が並び、開店の同9時半ごろには約200人となった。店内のレジ3基を専用コーナーとし、次々に販売した。
午前8時すぎから並び5冊を購入したという市内の70代女性は「正月に娘一家が帰省してくるので、少し豪華な食事を楽しみたい」と笑顔で話した。
フィデア情報総研山形支社によると、県内の飲食店は約4300店(2016年調査)で、加盟は約8割の3400店を目指す。
2020年(令和2年) 11月27日(金)付紙面より
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鶴岡市のあつみ小学校(松田裕可校長、児童170人)の3年生たちが25日、8月に自分たちで種をまいた赤カブ「焼き畑あつみかぶ」の収穫と漬け込み作業を体験した。
市と学校が毎年、県やまがた緑環境税の交付金を活用し、温海町森林組合の協力で3―5年生を対象に行っている「天魄山森林自然教室」の一環。近くの温海中裏の「温和の森」で5年生が7月に杉林の枝打ちを行い、この枝を使って8月に3年生が同所で焼き畑を行い、4年生から受け継いだ赤カブの種をまいた。
この日、3年生29人は保護者と一緒に温和の森で赤カブ約50キロを収穫。温海町森林組合(大岩川)で赤カブの洗浄・選別作業を見学した後、学校の体育館で甘酢漬けの漬け込みを体験した。
3班に分かれた子どもたちは、赤カブを12キロずつ量り、砂糖、塩、酢と一緒にビニール袋に入れ、「おいしくなーれ」と言いながら、袋の上から手で優しくもんだ。すると、カブの皮の赤い色素が酢で溶け出し、全体が赤く染まった。
忠鉢陽丸君(9)は「白かったカブが真っ赤になって、不思議。きっとおいしくなると思う。赤カブは好きなので、食べるのが楽しみ」と話した。