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2007年(平成19年) 11月22日(木)付紙面より

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酒田・飽海地区連絡会が発足 「見守り隊」連携を強化

 酒田警察署(島津光男署長)管内の自主防犯ボランティア「地域見守り隊」と関係機関で組織する「酒田・飽海地区地域見守り隊連絡会」の設立会議が20日、同署会議室で開かれた。連絡会には酒田、遊佐両市町で活動している見守り隊35団体が参加を表明。情報共有化や連携強化で、子供たちの安全を確保するとともに、安全・安心な地域づくりを担う。連絡会の設立は県内で初めて。

 同署管内では現在、職域単位・学区単位の地域見守り隊が計44団体組織され、子供たちの登下校時に見守り活動を繰り広げている。すべての隊員に対し情報の早期伝達を図りながら子供たちの安全を確保しようと同署は今年6月、連絡会設立を提案。立ち上げに向け参加を呼び掛けてきた。

 連絡会は、地域見守り隊35団体(隊員計3839人)と同署、両市町、両教育委員会、各小・中学校で組織。不審者情報を各学校から加入しているすべての地域見守り隊の代表者に伝達するほか、研修会や情報交換会の開催、代表者に対する定期的な広報啓発資料の提供(年4回程度)などを計画。規約や事務局などは設けない。

 この日の設立会議には約150人が出席。島津署長が「連絡会設立で子供たちを守る活動がさらに一歩前進した。連携強化を図っていこう」とあいさつ。続いて同署生活安全課の武田浩明課長、菅原やい子統括少年補導専門官が設立趣旨や事業概要などを説明した後、酒田市の宮野浦見守り隊の高橋義夫代表、遊佐町のいなほっ子みまもり隊の佐藤正光代表が「子供たちが被害者にならないよう登下校時の安全を確保するとともに、安全で安心して過ごせる街づくりのため活動を推進していくことを誓う」とネットワーク宣言した。

 研修会では、県警生活安全企画課の那須和明課長補佐が「地域見守り隊の現状と今後の課題」と題し講演。「見守り活動は終わりのない活動。目標を見失いがちになるが、地域コミュニティーをつくる場、子供たちの笑顔をつくる場と考え、活動を推進してほしい」などと話した。

ネットワーク宣言をする酒田、遊佐両市町の代表
ネットワーク宣言をする酒田、遊佐両市町の代表


2007年(平成19年) 11月22日(木)付紙面より

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金峰少年自然の家 海浜青年の家 2施設統合 「青年の家」は分館へ 県社教委会議が中間報告

 県立青少年育成施設の金峰少年自然の家(鶴岡市)と海浜青年の家(遊佐町)が統合して「庄内青少年自然の家」(仮称)となり、海浜青年の家の施設は分館として夏場を中心とした利用に限定する方向が打ち出された。20日に山形市内で開かれた臨時県社会教育委員会議で示された「県青少年教育施設のあり方」の中間報告案に盛り込まれた。 

「県青少年施設のあり方」については、県が2006年1月に策定した集中改革プラン、昨年度の県の包括外部監査の中で、施設の統廃合の検討が指摘されたのを受け、今年5月から同会議で協議が進められてきた。

 中間報告案では、海浜青年の家は夏季の利用が中心となっているため、金峰少年自然の家と統合して「庄内青少年自然の家」の分館とし、海浜・海洋体験や野外体験活動ができる施設として維持するとした。分館の管理には指定管理者制度の導入が望ましいとした。統合は早ければ08年度にも実施する。

 県教育やまがた振興課によると、通年利用されている海浜青年の家の06年度の延べ利用者数は約2万1000人だった。例年、6―8月の3カ月間に利用が集中しているという。分館に移行後は、この夏場を中心とした期間に利用を受け入れ、秋から冬にかけては休館する。

 中間報告案では、県内4つの少年自然の家は、青年の家と利用者層が類似しているため、「青少年自然の家」(仮称)に名称を変更。青年の家(天童市)は、ボランティアの育成支援やリーダー育成に機能を集約し、「青少年交流センター」(仮称)に変更することが望ましいとした。

 今後は、県のホームページに案を掲載して県民から意見を募り、来年2月に最終報告をまとめることにしている。



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