2007年(平成19年) 11月23日(金)付紙面より
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庄内地方は22日、断続的に雪が降る寒い一日となった。同日午前7時20分に、それまでの風雪、波浪注意報にかわって暴風雪、波浪の各警報が発令された。
酒田測候所によると、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、上空5400メートル付近で氷点下39度以下という真冬並みの寒気が流れ込んだため。
この日朝の酒田の最低気温は平年に比べて3・2度低い0・8度で、12月下旬ころの気温だった。前日午後4時23分に出された大雪、着雪の各注意報は22日正午現在、継続中。
鶴岡市田麦俣の国道112号では同日午前8時現在67センチの積雪があり、圧雪状態となった。時折、雪混じりの強風が吹きつけ、ドライバーは速度を落とし、慎重に走行していた。
雪は22日夕方まで降り続き、北西の風が強いためふぶく見込み。予想される降雪量はいずれも多いところで山沿いで50センチ、平地で20センチ。23日は西の風、はじめやや強く、曇り時々雪でふぶくとみられる。
雪混じりの強風が吹きつけた=鶴岡市田麦俣、午前10時すぎ
2007年(平成19年) 11月23日(金)付紙面より
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東京ビッグサイトで21日から始まった「インテリアトレンドショー第26回JAPANTEX2007」に、鶴岡市の鶴岡絹織物工業協同組合(田中尹理事長)が初出展し、ソファカバーやテーブルウエアなどのシルク製品が注目を集めている。
トレンドショーはインテリア業界を代表する企業が世界から集う国際産業見本市。今回は国内外から約110社・団体が出展し、24日まで開催している。
鶴岡絹織物工業協同組合は、蚕種・養蚕から製糸、製織、精錬、染色、縫製まで地域内で一貫したシルク産業が形成されている地域特性とシルク製品をアピールしようと今回初めて参加した。
高級天然シルクを100%使用したシルクカバーリングソファやクッション、手染め捺染の高度な技術を駆使したテーブルウエアなど、新たに取り組んでいるリビング製品を出展した。
ソファなどへの応用は、シルク製品の新しい可能性を探るものとして注目を集め、出展ブースにはインテリアメーカーや販売店、デザイナーなどが数多く訪れ、注目を集めていた。
会場で対応にあたっている同組合の大和匡輔・東福産業社長は、来場者に対し、サラサラ感がある一方、毛羽立ちもな艶(つや)や光沢を含め他素材にはない高級感を生み出せるなどと天然シルクの特徴をアピール。「幸い高評価を受けており、ショーを通じてリビング製品への可能性を見てもらい市場調査も含め新たな販路拡大などにつなげたい」と話した。
鶴岡のシルク製品をアピールしている