2008年(平成20年) 12月18日(木)付紙面より
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観音様のお歳夜の17日、鶴岡市本町二丁目の七日町観音堂境内で師走の風物詩「だるま市」が開かれ、開運を買い求める人たちでにぎわった。
だるま市の始まりは定かではなく、七日町にあった遊郭の遊女たちが「お客の足がだるまのようになくなり、何日も泊まってほしい」とだるまを買い求めた説や、「七転び八起き」にあやかり遊女たちがつらい日々の励ましにした説などが伝えられているという。
この日の午前中は日の差す穏やかな天候となり、多くの参拝客が境内を訪れた。軒を連ねた露店には大小さまざまなだるまをはじめ、「富や福をかき集める」という熊手、つるし飾りや招き猫などの縁起物がずらりと並んだ。参拝客は新年の開運を願いながら、1つ2つと買い求めていた。
市立朝暘一小の2年生もだるま市を社会見学に訪れ、お参りをするとともに露店を巡り縁起物のいわれなどを学んでいた。
大勢の参拝客などでにぎわっただるま市