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2012年(平成24年) 1月14日(土)付紙面より

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酒田湊膳冬の膳 10店舗で提供 旬の寒ダラ中心に各店自慢の味

 酒田地酒フェア北前料理酒田湊(みなと)膳実行委員会(委員長・大谷俊一酒田料亭組合長)は、酒田の四季折々の味覚が楽しめる「北前料理酒田湊膳」のうち、「冬の膳」を提供している。寒ダラ汁、てんぷら、刺し身、弁慶めしなど酒田を代表する冬の味覚が味わえるもので、希望で地酒3種セットを加えることも可。酒田市日吉町二丁目のうなぎ割烹「治郎兵衛」で12日、試食会が開かれ、関係者が「酒田の冬」を味わい意見を交わした。

 「湊膳」は、北前船によって上方の影響を受けた食文化が発達した酒田ならではの料理と、地元が誇る銘酒で観光客らをもてなそうと、料亭や飲食店、酒造店、観光関係業者らで組織する実行委員会が1999年、寒ダラ(マダラ)の「どんがら汁」を主とする「冬の膳」でスタートした。参加各店は、春はサクラマス、夏はスルメイカ、秋はクチボソガレイ、冬はマダラを中心に、地元食材を使った自慢料理とデザート、弁慶めしを基本に昼食と夕食を準備する。

 「冬の膳」の昼食は参加10店舗で値段は異なり、1575円(税込み)から。525円(同)を追加することで地酒8種類の中からぐい飲みで3杯飲める。夕食は各店が趣向を凝らした豪華メニューを2100円から4200円(いずれも同)で提供する。

 この日の試食会には実行委員会メンバーら関係者約20人が参加。メニューはすべて、治郎兵衛が考案したもので、寒ダラ汁をメーンに、▽タラ昆布締め、竜皮巻、赤エビの刺し身▽ダダミ大葉揚げ、タラのてんぷら▽ハリハリ大根▽「つや姫」の弁慶めし―など、彩り豊かな品がずらり並ぶ。「この時期、タラは最も使い勝手の良い食材」(治郎兵衛)という。

 参加者は早速舌鼓を打ち口々に「おいしい」と歓声。酒田酒造協議会の佐藤正一会長は「料理はとてもおいしいし、割安感もある。どうしたらお客さんを呼び込めるか、さらに考えて」、酒田市旅館業組合の福田重穂組合長も「積極的に泊まり客に対しPRしたい」と話していた。

 実行委事務局の酒田観光物産協会によると、冬の膳の提供は2月末まで。同協会専務の結城眞理さんは「酒田のおいしい食材という財産を広くアピールしたい。マダラはこれからが旬。より多くの人から冬の膳を味わってもらうとともに、ぜひ寒ダラまつりにも足を運んでもらいたい」と話している。問い合わせなどは同協会=電0234(24)2233=へ。

旬の味覚がずらりと並んだ治郎兵衛の「冬の膳」。2100円で提供する
旬の味覚がずらりと並んだ治郎兵衛の「冬の膳」。2100円で提供する



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