2012年(平成24年) 1月15日(日)付紙面より
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2012年度の大学入試センター試験が14日、全国の709の試験会場で始まった。庄内地域では、鶴岡市の鶴岡中央高校と酒田市の東北公益文科大学の2会場で、受験生たちが志望校を目指し、緊張した面持ちで試験に臨んだ。
12年度のセンター試験を利用するのは4年制大と短大を合わせて839校で、全国の志願者は前年度より0・6%減の55万5537人。県内では、庄内2会場を含む6会場で前年度より1人多い4728人。うち庄内は鶴岡中央高が4人増の741人、東北公益文科大が79人増の497人、合わせて83人増の1238人。
試験初日の14日、庄内地方は厳しい冷え込みとなり、JR羽越本線の一部の列車が遅れるなど、影響が懸念されたが、6会場とも午前中は特にトラブルもなく、予定通り試験が行われた。
鶴岡中央高では試験開始を前に、受験生たちが保護者らの車で送られ、次々に会場入り。校舎内の受付で受験票を見せ、各教室に向かった。各教室では、最初の試験「地理歴史、公民1」が始まる午前9時半が近づくと、受験生たちは緊張した表情で椅子に座り、心を落ち着かせるように参考書に目を通したり、静かに手を組んで机を見つめていた。