2012年(平成24年) 8月21日(火)付紙面より
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庄内地方の各地で、サルスベリ(百日紅)の花が今を盛りと咲き誇っている。
サルスベリは中国南部原産のミソハギ科の落葉高木。球状に群がるように咲く濃淡の紅や白の花が美しく、病気にも強いことから庭木として植えられるほか、寺院でよく見られる。
名前は、古い樹皮が落ちて幹がすべすべになり、サルでも滑ってしまいそうに見えることに由来するという。和名の百日紅(ヒャクジツコウ)は、盛夏を中心に100日間も花が咲き続けるために付いた。
酒田市宮内の宮内揚水機場そばの公園には、濃淡2種類の紅色のサルスベリが植えられ、いずれも今が満開。夏の日差しに照り映え、競い合うかのように咲き誇り、道行く人々の目を引いている。和名の通り、あと1カ月ほどは楽しめそうだ。