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2016年(平成28年) 8月12日(金)付紙面より

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初の「山の日」 登山者でにぎわう

 今年初めてとなる国民の祝日「山の日」の11日、庄内地方はすっきりと晴れ上がり、出羽三山の主峰・月山(1984メートル)や秀峰・鳥海山(2236メートル)をはじめ各地の山々も県内外の登山客でにぎわった。

 山の日は、日本山岳協会などの運動を背景に、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として改正祝日法が制定され、今年1月に施行。わが国16番目の祝日となる。

 このうち出羽三山の主峰・月山では、早朝から8合目を目指す車両が山岳道路へ。午前7時ごろには8合目駐車場は大型車両用のスペースを除いてほぼ埋まり、「宮城」「福島」といったナンバーをはじめ、「多摩」「春日部」「姫路」「山口」といった遠方のナンバーも。

 この日は早朝はひんやりと肌寒い天気となったものの、太陽が昇るにつれて爽やかな青空が広がり、遠く雲海の彼方には鳥海山もくっきり。午前6時すぎから徐々に家族連れや年配夫婦らが山頂を目指して歩き始めた。

 東北公益文科大に通う大泉春風さん(20)、五十嵐裕尚さん(21)、須藤洋祐さん(20)の男子学生3人組は初の月山登山。「『山の日』だから登ってみようと。家でだらだらしているのはもったいなくて」。親の代から出羽三山を信仰しているという自営業、井口徹さん(37)は小学生の子ども2人も白装束をまとって山頂へ。「自分も親と一緒に5歳から月山に登ったので、ここ数年は子どもたちと登っている。山頂の神社にお供えしたい」と大きな荷物を背負って話していた。

 この日は8合目駐車場の混雑緩和対策として、県庄内総合支庁などが午前6時から午後3時までの時間帯でマイカー規制を呼び掛け、8合目駐車場までのシャトルバスを運行した。

今年が初の国民の祝日「山の日」となった11日、庄内各地の山は登山を楽しむ人たちでにぎわった。写真は月山8合目の弥陀ケ原湿原。遠くに鳥海山も見えた
今年が初の国民の祝日「山の日」となった11日、庄内各地の山は登山を楽しむ人たちでにぎわった。写真は月山8合目の弥陀ケ原湿原。遠くに鳥海山も見えた


2016年(平成28年) 8月12日(金)付紙面より

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リオ五輪 小関5位、メダル逃す

 悲願のメダルへ、わずかに届かず―。リオデジャネイロ五輪は日本時間の11日、競泳男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、鶴岡市出身の小関也朱篤選手(24)=羽黒高出、ミキハウス=は2分7秒80のタイムで5位となった。優勝したカザフスタンの選手に0・34秒、3位のロシアの選手とは0・10秒とわずかの差でメダルを逃した。

 小関選手は、50メートルを29秒00、100メートルを1分0秒86でともにトップで折り返し、最後のターンとなった150メートルは世界記録を1秒04上回り、2番手のカザフスタンの選手に0・41秒差をつける1分33秒74でトップのままラスト50メートルへ。リードしながら最後の勝負となり、ゴール直前の大接戦の末、タッチの差でメダルに届かなかった。

 小関選手は100メートル平泳ぎで6位入賞。得意とする200メートルでメダルを狙い、日本時間10日の準決勝では2分7秒91のタイムで全体の4位で決勝に進んだ。決勝のレース後、テレビのインタビューに、小関選手はしばらくタオルで顔を覆い、悔しさをにじませ「何て言えばいいのか。無我夢中で泳いでいたのは覚えているけど。いやー、悔しい。接戦になるのは分かっていた」と声を振り絞るように語り、「メドレーリレーがあるから、そこに合わせたい。頑張ります」と答えていた。

 小関選手は400メートルメドレーリレーのメンバーとして日本時間13日未明の予選、14日午前の決勝に臨み、初出場となった五輪の最後の種目に、日本代表でメダルを目指す。

パブリックビューイングで大勢の市民が小関選手に声援を送ったが、5位の結果に「ああー」とため息が漏れた
パブリックビューイングで大勢の市民が小関選手に声援を送ったが、5位の結果に「ああー」とため息が漏れた



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