2017年(平成29年) 5月10日(水)付紙面より
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酒田市の平田保育園(同市飛鳥、後藤多美子園長)の年長児が9日、同市坂野辺新田のほ場でイチゴ狩りを楽しんだ。
酒田においしい果物があることを知ってもらおうと、JAそでうらの協力で毎年実施している。この日は、年長児31人が坂野辺新田の元JAそでうら組合長、星川功さん(69)=同市黒森=方のほ場を訪れ、県産品種「おとめ心」の摘み取り食べ放題を楽しんだ。
園児たちは、甘い香りに包まれたビニールハウスに入り、赤く熟したものを探して慎重に摘み取って口に運び、「おいしい」「甘い」と顔をほころばせた。
星川さん方では25アールでおとめ心のみイチゴを栽培。今年は春先の気温が低く、生育は例年より1週間ほど遅く、4月下旬から収穫に入ったという。星川さんは「子どもたちに喜んでもらえれば」と話していた。翌10日には年中児約30人もイチゴ狩りを実施予定。
同JAでは6月上旬ごろまで随時、イチゴ狩りを受け付けている。要予約で、原則として午前9時半に酒田市の土門拳記念館前の駐車場に集合し、近隣のほ場(日によって異なる)に向かう。料金は30分食べ放題で小学生以上1300円、3歳以上800円、3歳未満500円。問い合わせは同JA営農販売部=電0234(92)2127=へ。