2020年(令和2年) 12月23日(水)付紙面より
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鶴岡市立荘内看護専門学校(校長・鈴木聡荘内病院長、学生55人)の学生たちが、新型コロナウイルス感染症患者が相次いでいる三川病院(三川町)の医療従事者たちを励ましたいと、メッセージを寄せ書きし22日、報道陣にお披露目した。24日に職員が出向き、届けるという。
学生自治会が1週間ほど前から、自分たちでできることをと考え、全学生に呼び掛けた。名刺大の紙に一人ずつメッセージを書き、二つ折りの色紙2枚に貼ってまとめた。
メッセージは、「最前線で感染リスクがある中、想像を超える毎日だと思います。お体に気を付けて」「コロナと闘っている皆様の心労を思うと、感謝してもしきれません」「あらためて、自分たちが目指している職業の重要性を感じています」など、コロナ禍に立ち向かう医療従事者への尊敬やいたわり、感謝の気持ちをしたためた。
22日は同校で、学生自治会の鶴巻奈那美会長(20)=2年生、金井流星副会長(19)=1年生=の2人が報道陣に色紙を披露し、「医療関係者を尊敬している」「少しでも力になれば」と、メッセージを集めた経緯と思いを説明した。
鶴巻さんは「感染した医療従事者への差別や偏見があるという話もあり、もし自分が現場に行くことを考えると、怖い面もある。でも、医療従事者しか患者を助けられない。自分も卒業したら、覚悟を持って現場に臨みたい」と目を潤ませて話した。