2021年(令和3年) 4月18日(日)付紙面より
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鶴岡市藤沢の浄土宗・藤澤(とうたく)寺(佐藤宗雲住職)で17日、写経が行われた。
心を落ち着かせ、静かなひとときを過ごしてもらおうと行われたもので、鶴岡市や酒田市から合わせて男女約40人(午前と午後の2部)が参加した。
写経のテーマは「一枚起請文(いちまいきしょうもん)」。浄土宗を開いた法然(ほうねん)上人が亡くなる直前に残した言葉で「人は悩みや私欲の尽きない凡夫であるが、悪いことをせず善いことをすれば仏様が見守っていることを忘れないよう。精進せよ」という内容のもので、参加者は漢字とひらがなの「混交体」413文字に挑戦した。
佐藤住職は「写経はけっして文字を上手に書くものではなく、精神を統一して自分と向き合う時間でもある」と語っていた。