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2022年(令和4年) 3月25日(金)付紙面より

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鶴岡市異動内示 入部400年向け体制強化 食文化創造都市推進 阪急交通社から人材配置

 鶴岡市は23日、新年度の人事異動を内示した。組織体制の見直しでは、本番を迎える酒井家庄内入部400年記念事業に向け事業担当の政策企画課を増員し、城下のまちづくり推進に向け都市計画課に管理職の市民参画のまちづくり推進主幹を配置する。食文化創造都市事業の推進に向け国の「地域活性化起業人」制度を活用し、新たに阪急交通社から1人のスペシャリスト人材を配置するほか、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局へ職員1人を派遣する。異動職員数は471人、異動率は昨年度より5・7ポイント低い25・9%。コロナ禍を考慮し異動者数を抑えた。発令は4月1日付。

 他の主な組織体制の見直しでは、ふるさと納税推進で総務課を増員、新型コロナウイルスワクチン接種対応で接種対策室に専任職員を配置するなど拡充。中小企業振興対策で商工課に管理職の担当主幹を置いた。職員の派遣では、総務省外郭団体の一般財団法人地域活性化センターに職員1人を派遣する。食文化創造都市推進課に配置される阪急交通社からのスペシャリスト人材は、市が新年度に取り組む食と食の魅力プロモーション事業の実施に向けた企画運営、集客などのコーディネートを担う。

 新規採用は行政職24人、技能職2人、消防職4人、医療職32人の計62人。全体の退職者は74人。昇任は部長級7人、次長・参事級11人、課長・主幹級26人。病院と消防を除く係長級以上の女性職員の割合は39・3%となり、前年度より1・3ポイント上昇する。

 部長級への昇任では、市民部長に伊藤慶也地域振興課長、農林水産部長に佐藤龍一農林水産部参事兼農政課長、羽黒庁舎支所長に秋葉敏郎羽黒庁舎産業建設課長、櫛引庁舎支所長に天然せつ健康福祉部参事兼長寿介護課長、消防本部消防長に岡部信宏消防本部参事兼総務課長、荘内病院副院長に五十嵐裕一診療外科系診療部長、荘内病院外科系診療部長に大滝雅博診療部主幹が登用された。近野広行農林水産部長は県に復帰する。


2022年(令和4年) 3月25日(金)付紙面より

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沖海月の須田料理長 寒ダラのタラコ素材に完成 逸品「出羽唐墨」 庄内北前御膳の小鉢に

 鶴岡市の加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長が今年1月から寒ダラのタラコを素材に仕込んだ「出羽唐墨(からすみ)」が完成した。塩漬けや本漬けなどの工程を経て仕上げたもので、レストランメニュー「庄内北前御膳」の小鉢料理などに使う。

 タラコは旬を迎えたメスの寒ダラから取り出し、10日間かけて丁寧に血抜きをした後、約6週間にわたって塩蔵加工した。その後、塩抜きして酒、コンブ、塩を入れて5日間本漬けに。さらに3週間、天日干しを繰り返し、最後に西京味噌で塩分にまろやかさを出した。

 須田料理長がタラコのカラスミに挑戦したのは初めて。「ボラと違って水分が多く、最初はうまくいくかどうか不安だった」というが味わい深い逸品に仕上がった。仕込みの工程では特に血抜きや塩加減が難しかったという。

 完成した「出羽唐墨」は10本。1本ずつ真空パックしているが、今年は一般販売をせずにレストランの小鉢料理に使ったり、お造りに添える。

 須田料理長は「お茶漬けに入れてもいいかもしれない。カラスミは庄内藩の時代から縁起物として食べられてきた歴史がある。レストランのお客さんに説明しながら庄内の味覚をアピールしたい」と話していた。来年に一般販売できるよう、より多くのタラコを用意して仕込むことにしている。

タラコのカラスミをスライスする須田料理長
タラコのカラスミをスライスする須田料理長

奥深い味わいに仕上がった「出羽唐墨」
奥深い味わいに仕上がった「出羽唐墨」



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