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2023年(令和5年) 7月9日(日)付紙面より

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「毎回本番」が落ち着いた行動に 鶴岡市海岸部小中生ら真剣 大規模地震 津波避難訓練

 鶴岡市の海岸部で7日、大規模地震による津波発生を想定した情報伝達訓練が行われた。小中学校の児童生徒や地域住民たちが有事の際の対応を確認した。

 鶴岡市では、1993年の北海道南西沖地震を教訓に94年度から毎年、防災行政無線を使った一斉津波情報伝達訓練を実施している。今回の訓練は午後2時に日本海東縁部を震源とするマグニチュード7・7、震度7の地震が発生し、大津波警報が発令されたという想定で実施され、同市内海岸部の自治会や小中学校26団体合わせて約1600人が参加した。

 このうち湯野浜小学校(八渡宗一郎校長、児童92人)では訓練の津波警報サイレンが鳴った後、全校児童は学校から400メートルほど北の高台(海抜約23メートル)を目指した。

 市津波ハザードマップによると、湯野浜には地震発生から最速で11分後、最大約11メートルの津波が来ると想定されている。同校は海抜7・9メートルの地点にあるため、地震発生から11分以内に海抜13・4メートル以上の高台に避難する必要がある。今回の訓練で全員の避難が確認されるまでにかかった時間は10分18秒だった。

 5年の黒井悠雅君(11)は「津波が本当に来ていると思って逃げた。毎回本番だと思って訓練すれば、万が一の時も落ち着いて行動できると思う。遅れている低学年の子がいたら助けてあげられるようこれからも訓練を頑張りたい」と話した。

高台を目指して避難する湯野浜小の児童
高台を目指して避難する湯野浜小の児童



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