2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より
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県内で最盛期を迎えたシャインマスカットの品質を審査する品評会が3日、酒田市の酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」で行われ、市やJAの関係者らが粒の大きさやそろい具合、色づきなどを比較した。
JA庄内みどりぶどう出荷組合(飯塚将人組合長)が主催。同JAでは育苗ハウスの利活用などを目的にシャインマスカットの生産拡大を図っており、生産農家の技術向上のため昨年から品評会を開いている。
同組合のシャインマスカット本格出荷は今年で4年目。生産者も年々増加し組合員は現在108人、出荷量も増加傾向にあるという。同JA園芸課によると、今季は例年に比べ少雨の影響で小粒だが、糖度が整って品質の良いものがそろったという。
この日は市やJA、市場関係者らが出席。審査の結果、出品された11点の中から高橋博さん(新堀)が最優秀賞に選ばれた。房のボリューム感や香り、糖度の高さなどが高く評価された。
飯塚組合長は「年々生産者のレベルが上がり、ほかの産地に見劣りしない品に仕上がってきた。庄内にもブドウがあるということを広く周知していきたい」と。同JAのシャインマスカットは今月中旬に最盛期を迎え、県内や首都圏を中心に出荷。シンガポールやタイへの輸出も計画されているという。最優秀以外の結果は次の通り。(かっこ内は管轄支店)
▽優秀=飯塚将人(本楯)阿部一義(東平田)▽優=斎藤裕治(広野)藤井信治(酒田)阿部浩(遊佐)