2023年(令和5年) 10月8日(日)付紙面より
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「真のラーメン日本一を決める」をコンセプトに掲げ、日本ラーメン協会(東京、玉川正視理事長)などが実行委員会を組織し主催した「日本ご当地ラーメン総選挙」の本戦が5日、都内で開幕。ウェブ予選を突破し本戦に駒を進めた、文化庁「100年フード」に認定されている酒田市と酒田のラーメンを考える会(齋藤直会長)による「酒田のラーメン」も“ 出店”しており、「日本一」に向けて引き続き支援を呼び掛けている。
ご当地ラーメンは、その土地独自の文化や歴史、社会的背景など複合的な事象で誕生した、特色あるラーメンのこと。同協会は▽その土地で広まった実績がある▽特長、特色、定義がある▽発祥から20年以上の歴史を持つ▽知名度がある▽その土地の食文化・社会背景がある▽応援団体が存在する▽行政など公的機関が主体となり、そのメニュー名が認定されている―の7項目を「定義」としている。地域活性化の起爆剤にもなる「ご当地ラーメン」を広くPRしようと、「―総選挙」を初めて企画した。
6月14日から約1カ月間にわたって行われたウェブ予選では、全国を7ブロックに分けて計44点がエントリー。このうち東北ブロックでは、日本三大ラーメンの一つとされる「喜多方ラーメン」(福島県)を抑え、「酒田のラーメン」が1位で通過。先月に市役所駐車場で開催した「酒田のラーメンexpo2023」の際も広くアピールした。
本戦は9日(月)まで5日間、新宿区立大久保公園で行われ、実食した来場者の投票、会員制交流サイトの拡散数などを総合的に評価し、「ご当地ラーメン日本一」を決める。結果は9日午後8時に発表される。
市は予選同様、考える会と連携し本選に向けても積極的な情報発信を展開。酒田舞娘(まいこ)や市公認キャラクター「あののん」が会場に出向いてPR活動を行うほか、武蔵野市など交流都市、首都圏在住出身者に広く周知。X(旧Twitter)のラーメン紹介記事閲覧数が審査の得点として加味されることから、閲覧も呼び掛けている。