2024年(令和6年) 5月24日(金)付紙面より
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独立行政法人酒類総合研究所(広島県東広島市)は22日、新酒の出来栄えを競う「2023酒造年度全国新酒鑑評会」の結果を発表した。本県は22銘柄が入賞し、このうち14銘柄が特に優秀な酒に与えられる金賞を獲得した。都道府県別の金賞受賞数は兵庫県、福島県に続いて3位。本県の金賞のうち庄内地域は6銘柄に上った。
新酒鑑評会は全国規模で行われる唯一の品評会で、清酒の品質と技術の向上などを目的に同研究所と日本酒造組合中央会が主催している。112回目の今回は全国から828銘柄が出品された。予審と決審を経て入賞酒392銘柄を選んだ上で、このうち195銘柄が金賞に輝いた。
都道府県別金賞受賞数は、1位の兵庫県が19銘柄、2位の福島県が18銘柄。本県は昨年9年ぶり3回目の日本一となったが、昨夏の猛暑で酒米の出来に影響が出たこともあり、2年連続の1位を逃した。
庄内地域の金賞、入賞銘柄と酒蔵は次の通り。
◇金賞▽くどき上手(亀の井酒造・鶴岡市)▽栄光冨士(冨士酒造・鶴岡市)▽上喜元(酒田酒造・酒田市)▽倭櫻(佐藤佐治右衛門・庄内町)▽麓井(麓井酒造・酒田市)▽杉勇(杉勇蕨岡酒造場・遊佐町)
◇入賞▽大山(加藤嘉八郎酒造・鶴岡市)▽初孫(東北銘醸・酒田市)▽松嶺の富士(松山酒造・酒田市)