2008年(平成20年) 9月20日(土)付紙面より
ツイート
「高齢者の交通事故防止」を運動の基本に掲げる「秋の交通安全県民運動」が、21日から県下一斉に始まる。30日まで10日間にわたり庄内地方でも酒田、鶴岡、庄内の3警察署や、各交通安全団体が中心となり、正しい交通ルールの実践など交通事故防止の徹底を図る。スタートを前に19日、酒田、庄内両地区で出発式が行われた。
今回の運動の重点目標は、▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽飲酒運転の根絶▽交通ルールの順守と交通マナーアップによる交差点・道路横断時の交通事故防止―の4点。
酒田市の希望ホールで行われた酒田地区出発式では、関係者約350人が参加。阿部寿一酒田市長が「期間中は充実した活動で『安全・安心なまち』を推進していこう」、酒田署の竹岡信夫署長が「皆さんからはこれまで以上にリーダーシップを発揮してもらい、積極的に安全活動を進めていこう」とあいさつした。この後、参加者が広報車に乗り込みパレードしたほか、同市の港南小学区の約300世帯・事業所を訪問し交通安全を呼び掛けた。
運動期間中、交通安全家庭・事業所訪問指導を随時展開するほか、「3歳児検診交通安全指導」(26日)、「高齢者安全運転教室」(同)、「高齢者等市民大会」(30日)など繰り広げる。
庄内地区では、19日午前に庄内町役場で出発式を開いた。恒例の「新米にかえり、しっかりハンドルおにぎり作戦」(25日)、「早め点灯安全運転キャンペーン」(26日)など展開する。
鶴岡地区では21日午前10時から櫛引公民館で出発式を開催。「シートベルト着用促進キャンペーン」(24日)、「安全運転再確認体験教室」(26日)、「交通事故ゼロを目指す日」(30日)など企画している。
出発式終了後、参加者が交通パレードを繰り広げた=19日、酒田地区