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2012年(平成24年) 5月24日(木)付紙面より

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巨大フジ棚やフジのトンネル 15年度にオープン 「藤島歴史公園」基本設計まとまる

 鶴岡市が、同市藤島の東田川文化記念館周辺に計画している「藤島歴史公園」の基本設計がまとまった。地域の花である「フジの花」にこだわり、約700畳敷という巨大なフジ棚や長さ85メートルのフジのトンネルなどを整備するもの。本年度中に実施設計を終え、2014年度に着工、15年度初めのオープンを目指す。

 藤島歴史公園は、国土交通省の社会資本整備総合交付金(旧まちづくり交付金)を受け、市が2006年度から藤島元町地区を対象に取り組む都市再生整備計画の一環。「フジの花」をキーワードに、見応えあるフジ棚などの公園整備で交流人口を増やすとともに、東田川文化記念館など地域の歴史を学ぶ拠点環境を拡充する狙い。都市再生整備計画第2期(11―15年度)のメーン事業に位置付けられている。

 基本設計は第2期初年度の11年度事業として、東北公益文科大の温井亨准教授をアドバイザーに住民9人が、先進地視察を含む5回のワークショップを行い取りまとめた。

 場所は、東田川文化記念館南側を中心にしたエリアで、広さは同記念館を含め約2・4ヘクタール。目玉となる巨大なフジ棚は中央部分に位置し、広さは33メートル四方(約1090平方メートル)。当初は多数のフジを植えるが、10年ほどかけて徐々に移植して本数を減らし、最終的には1本のフジが棚全体を覆う造りとする。フジは水を好むため、西側に池を設ける。

 南側にはフジのトンネル(幅約3メートル、長さ約85メートル)、フジのシェルター(幅約3メートル、長さ約45メートル)を設ける。また、公園東側にある東北電力の変電設備をカモフラージュする狙いもあって、周囲に高さ5メートルのスクリーン型のフジ棚(長さ約50メートル)も設置する。

 そのほか休憩所2カ所、南東端に築山などを整備する。

 本年度は実施設計のほか、未取得となっている南側の用地1・35ヘクタールを市開発公社が取得。13年度に市がこの土地を取得し、14年度に工事を行う。第2期分の総事業費は土地取得費を含め2億7500万円を見込む。

 藤島地域では住民組織が先進地研修で剪定(せんてい)技術などを学び、道路沿いや公共施設のフジ棚を管理してきた実績がある。市東部建設事務室では歴史公園についても、「地域を挙げて守り育てていく公園にしたい」と話している。

藤島歴史公園の完成予想図
藤島歴史公園の完成予想図



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