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2024年(令和6年) 5月14日(火)付紙面より

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山居バルにぎわう 9月にも開催予定 親水空間の魅力発信

 酒田市の国指定史跡「山居倉庫」を眺めながら飲食を楽しむ「Sankyo!Bar!(山居バル)」が11日、山居倉庫対岸に位置する新井田川岸壁で行われ、好天に誘われて大勢の市民らが来場。心地よい風を浴びながら各種料理に舌鼓を打った。

 整備が進む山居倉庫周辺エリアの魅力を生かし中心市街地のにぎわい創出を図ろうと、一般社団法人・元気インターナショナル(同市中町一丁目、高橋陽子理事長)が市、地元企業などと共に事務局を設置し、2020年から年3回ほど企画・運営しているイベント。

 今回は、市内中心部を流れる新井田川に架かる新内橋―山居橋間を会場に▽あぶり家ろわ蔵▽酒茶房「如意」▽ヒヨリベーカリー&カフェ▽酒・人形・ギフトの大泉▽Juicy TAKAHASHI▽鉄板焼き お好み焼き「神楽」▽FOOD SELECT SHOP「COCOT」▽焼肉酒家「さとる」▽SLOWLAND BAR▽まざーずきっちん▽山居バル本部―と、これまでで最も多い11店が集まり、それぞれ飲食を提供した。

 午後3時のスタートを前に、「倉庫の白壁と調和を図ろう」という同法人の呼び掛けに応じて白っぽい衣服を着た市民らが列を作る盛況ぶり。その後も続々と訪れ、山居倉庫を眺め、各種料理を味わい、川面を渡る心地よい風を感じながらビールやワイン、日本酒を傾けていた。

 イベントに合わせ、「さかたウォーターフロント活性化企画」と銘打ち酒田湊観光企画(同市)が屋形船「あかり」を運航、格安で乗れるとあって大勢の市民らが船上からの眺めを堪能した。

 高橋理事長は「来年には『いろは蔵パーク』もオープンし、にぎわいは増すはず。親水空間としての整備に期待したい」と話した。次回の「山居バル」は9月8日(日)の予定。

市街地のにぎわい創出に向け開かれた山居バル。次回は9月に開催される
市街地のにぎわい創出に向け開かれた山居バル。次回は9月に開催される



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