2019年(令和1年) 7月4日(木)付紙面より
ツイート
高校生の地元就職促進の一環として、地元企業を学校に招致して学生と交流を図るハローワーク鶴岡(菊地喜好所長)の「学内企業交流会」が2日、羽黒高校で開催された。
同校にはこの日、各社のブースが設けられ地元企業・団体31社(自衛隊山形地方協力本部を含む)の担当者が、集まった3年生90人に企業説明を行った。
丸善食品工業(本社・東京)は今春入社したばかりの五十嵐陵さん(18)が1学年下の後輩たちに説明。鶴岡工場でスープ製造に携わっており「優しい先輩が多くフレンドリーな職場だとアピールした」。また、地震被害から営業再開したばかりのあつみ温泉・萬国屋は大滝春一総支配人が出席。「地震前に既に日程が決まっていた会。サービス、接客業に興味がある生徒さんが欲しい。上山の“古窯”と経営母体が同じになり、企業の態勢として従来以上に堅固になったことを話した」。鶴岡市の佐藤工業・佐藤誠社長は「地元で就職するのに見合った企業であることをPRした」という。
同校は昨年15社、参加生徒47人だったが、今年は倍増の参加。菊地所長は「高校への出前説明会は内陸に比べ庄内の方が熱心。今日も盛会だった」とホッとした表情だった。
今後は鶴岡東(4日)、庄内農業、鶴岡南山添校(ともに11日)、鶴岡中央(16日)で同様の交流会が行われる。