2019年(令和1年) 9月10日(火)付紙面より
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鶴岡市朝日地域特産の月山ワインを心行くまで楽しむ「月山ワインまつり」が8日、鶴岡公園で行われた。真夏のような暑さの中、大勢の家族や仲間連れが会場に足を運び、涼しげな木陰でおいしいワインを味わった。
月山ワインのPRを目的にJA庄内たがわ(黒井徳夫代表理事組合長)などで組織する実行委員会が主催し今年で43回目を迎えた。赤、白、ロゼとさまざまな月山ワインが飲み放題で楽しめることから例年チケットがほぼ売り切れとなる人気のイベントで、今回は「歩いて行ける場所でイベントに参加したい」といったニーズや悪天候時の対応、周辺の商店街への波及効果などを考慮して、会場を赤川河川敷から鶴岡公園へ変更した。
同公園の芝生が敷き詰められた緑地で行われたため、人気のバーベキューは設置されなかったが、フードブースに庄内各地の飲食店などが出店。かき氷やカレー、焼きそば、ラーメン、ハンバーガー、ピザ、流行中のタピオカドリンクなどさまざまなメニューが集まった。
イベントは正午にスタートし、前売りと当日分のチケット合わせて約1300枚がほぼ完売した。前回までワインを飲むためにペットボトルが配布されたが、今回はプラスチックグラスを採用。ワインと山ぶどう果汁のジュース合わせて約1900リットルが用意された。
イベント開始とともに、早速会場に設置されたたるからワインやジュースをグラスに注ぎ、あちこちで「乾杯!」の声が響いた。鶴岡市内から家族や友人の4人で訪れた60代男性は「毎年参加している。今年は暑さが心配だったが幸いにも涼しい木陰に席を取れた。バーベキューができないのは残念だが、おしゃれで大きなグラスになってたくさん飲めるのは最高」と笑顔を見せていた。
また、ステージでは鶴岡市出身の演歌歌手・羽山みずきさんのショーも行われ、参加者たちが大きな拍手を送っていた。