2018年(平成30年) 3月22日(木)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)で21日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生した。クリーム色の産毛に包まれた赤ちゃんが、母親に寄り添って母乳を飲む姿に、来館者から「かわいい」の声が上がり、早くも人気者となっている。
同館によると父親は22歳のコロ、母親は7歳のゆきで、ゆきは3頭目(死産2頭)の出産。前日まで食欲もあり、特に変わった様子は見られなかったという。21日午前7時15分ごろに担当飼育員が出勤すると、赤ちゃんは既に生まれていた。
誕生した赤ちゃんは体長67センチ、体重9キロで、同水族館で近年生まれた赤ちゃんの平均的な体格という。性別はまだ分かっていない。母親を呼ぶように鳴き声を上げたり、母乳をねだったりする姿に、来館の子どもたちは「毛がふわふわしていてかわいい」など歓声を上げ、家族で写真を撮るなどしていた。
赤ちゃんは3週間ほどで特徴のクリーム色の毛が抜け、ゴマフアザラシ独特の模様になる。その頃には性別も判明するという。その後、同館で赤ちゃんの名前を募集する予定。飼育員の伊藤愛さん(26)は「特徴的な産毛姿は今しか見られないので、かわいらしい赤ちゃんを多くの人から見てほしい」と話した。
2018年(平成30年) 3月22日(木)付紙面より
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個人参加型のバスケットボールイベント「鶴岡バスケ祭り」が21日、鶴岡市藤島体育館で開かれ、小学4―6年生の男女が初対面の相手とチームを組んで熱戦を繰り広げた。
スポーツ用品メーカー「ゲートコーポレーション」(本社・山形市)の古瀬正康社長を中心に有志が実行委員会を組織し、地域間・世代間交流を図ろうと初めて開催。鶴岡市を中心に山形市などから男子45人、女子41人が参加した。
試合はハーフゲーム形式。初めて会う相手とチームを組んだ児童たちは緊張する様子もなく、声を掛け合いながら縦横無尽にコートを駆け巡り、爽やかな汗を流した。会場には保護者らが詰め掛け、「いいぞ」「走れ」と声援を送っていた。試合のほか、フリースロー大会も行われた。
遷喬スポーツ少年団キャプテンの小野寺那奈さん(12)=渡前小6年=は「初めての人は最初かみ合わないところもあったが相手のやり方が分かってからはうまくプレーできた」、藤島ミニバスケスポーツ少年団の小野寺裡皇君(12)=同=は「他のチームや鶴岡以外の子と試合ができて楽しかった。またやりたい」とそれぞれ話していた。