2005年(平成17年) 11月13日(日)付紙面より
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庄内農業高校(成田勇校長、生徒330人)で11日、全校生徒が参加して「龍」をモチーフにした縦10メートル、横15メートルの巨大絵を完成させた。
同校では1994年から毎年、学校祭の開催に合わせ生徒たちの連帯感を深めようと、メーン会場の体育館に飾る巨大絵の制作に取り組んでいる。
各クラスから選抜された代表者でつくる実行委員会(小松知基委員長)が中心となり、生徒たちへアンケートをとったところ「虎」や「龍」など力強いイメージが多かったことから、今回のモチーフを龍に決定した。
小松委員長たちがインターネットのサイトから原案となるコンピューターグラフィック(CG)を見つけ、作者にメールなどで使用の了解を得て制作開始。原画をパソコンソフトでコマ割りし、7万枚近い折り紙を5センチ四方にして準備した。10色に色指定された折り紙を全校生徒が1人約200枚ずつのり付けしていった。
巨大絵は3時間ほどかけて完成し、ロープを使って体育館に吊り下げられた。小松委員長は「思ったよりもずっと格好いい。何万色も使われたCGを10色で表現するのがとても難しかった」と笑顔で話していた。
巨大絵は学校祭期間中の13日まで展示される。
「龍」をモチーフにした巨大絵が完成した