2006年(平成18年) 1月17日(火)付紙面より
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庄内町千河原地区の伝統行事「やや祭り」が15日、地区内の八幡神社で行われた。上半身裸の子供たちが肩口から冷水を浴び、無病息災や身体堅固を願った。
やや祭りは、安産の神様をまつる同神社に古くから伝わる子供たちが主役の祭り。上半身裸の男の子たちがわらを編んだ「けんだい」と呼ばれる腰巻きを身に付け、両手にろうそくを持って冷水を浴び、神社にお参りする。今年は最年少4歳の金子春希君、渡会達也君の2人をはじめ、14歳までの男子22人が参加した。
この日は風がなく穏やかだったが、それでも日中の気温は5度前後。子供たちが1人ずつ用意された舞台に立つと、白装束の大人たちは子供たちの肩口から勢いよく冷水を浴びせた。笑顔で余裕を見せる子や、中には泣き出しそうになりながらもぐっと耐える幼児もおり、集まった見物客や家族からは「ほれ頑張れー」「よく泣かなかった」と声援が飛んだ。寒さに負けない子供たちの元気な様子が祭りを盛り上げた。
「うわ、冷たーい」。冷水をかけられ、泣きそうになりながらもぐっと我慢