2006年(平成18年) 3月31日(金)付紙面より
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全日空は29日、庄内―東京間の6月ダイヤ(1―30日)で、1日4往復のうち3往復(6便)にボーイング(B)767―300型機を導入すると発表した。現行のエアバスA320(166人乗り)より大きい214―279人乗りで、6便で計約500席が増える予定。同社では「7月以降も、少なくともナイトステイ分(夜間駐機、羽田発第4便と庄内発第1便)の大型化は継続したい」としている。
全日空庄内支店によると、機材の大型化は以前から、ナイトステイとともに県や庄内空港利用振興協議会(会長・富塚陽一鶴岡市長)などから要望されていた。現行では庄内発第1便を中心に需要が高く、予約が取れないケースが多いため。今回は、4月1日からナイトステイを実施するのを踏まえ、6月ダイヤで試行的に大型化する。
B767が導入されるのは、庄内発が第1便(午前7時15分発)、第2便(同8時55分発)、第3便(午後1時55分発)、羽田発が第1便(午前7時15分発)、第2便(正午発)、第4便(午後8時15分発)の計6便。残りの庄内発第4便と羽田発第3便は従来通りのA320となる。
同支店では「7月以降の大型化の継続は利用の推移を見て決めるが、少なくともナイトステイ分は継続したい。これまで庄内発第1便は午前9時台だったのに対し、4月からは同7時台に早まるため、利用がどのように変化するか不透明で、推移に注目したい」としている。ちなみに4月1日以降の庄内発第1便の予約状況は順調という。
6月ダイヤで庄内―東京間に導入される全日空のボーイング767―300