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2006年(平成18年) 4月20日(木)付紙面より

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「酒田どぶろく特区」認定 遊佐町と県・鶴岡市 2地域再生計画も

 国が地域限定で規制緩和する構造改革特別区域(特区)と、地域の特性を活(い)かした振興策を国が支援する地域再生計画の認定書授与式が18日、首相官邸で行われた。酒田市の「酒田どぶろく特区」、県と鶴岡市による「日本海の豊かな資源を生かしたまちづくり計画」、遊佐町の「遊水の郷『くらしの水』再生計画」の3市町に認定書が交付された。

 「酒田どぶろく特区」は市全域が対象エリア。農家民宿や農家レストランなどを営む農業者が、自ら製造した米などの原料で濁酒(どぶろく)を作ることを可能にする。濁酒を特産品に育て、交流人口の増加や飲食関連業者の活性化、酒米作付けによる農地の保全、農家民宿による農業経営の多角化など、観光と農業の振興を図っていく。

 庄内地区の特区認定は、鶴岡市の「バイオキャンパス特区」、旧藤島町の「地産地消で育つ元気なこどもの楽しい給食特区」、遊佐町の「食料自給率向上特区」に続いて4カ所目。

 県と鶴岡市の「日本海の豊かな資源を生かしたまちづくり計画」は、生産量停滞や魚価の低下、後継者不足など厳しい漁業環境の中、水産基盤の整備、海洋性レクリエーションや観光資源の多面的な利活用などで地域の活性化を図るもの。市内の県管理の地方港湾・漁港を一体的に整備する。概算事業費は2006年度から5カ年で約12億5000万円を見込み、このうち国の地域再生基盤強化交付金(港整備交付金)5億7700万円が配分される。

 遊佐町の「遊水の郷『くらしの水』再生計画」は、下大内地区の農業集落排水や他地区での合併浄化槽など汚水処理の面的整備を進めるもの。06年度からの4カ年計画で概算事業費は1億4600万円。地域再生基盤強化交付金(汚水処理施設整備交付金)6960万円が充当される。

 今回は全国137件が認定され、本県では庄内の3市町のほか米沢、新庄、最上各市町も特区、再生計画も認定された。授与式には、阿部寿一酒田、富塚陽一鶴岡、小野寺喜一郎遊佐の3市町の首長をはじめ認定を受けた自治体関係者が出席。小泉首相が「地方にはやる気のある人が多い。意欲を持って大いに取り組んでもらいたい」とあいさつ。石井隆一富山県知事ら代表者に小泉首相から認定書が手渡された。
          

県内で特区、再生計画を認定された自治体関係者
県内で特区、再生計画を認定された自治体関係者



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