荘内日報ニュース

2006年（平成18年） 12月2日（土）付紙面より

冷え込む庄内地方　酒田市で初雪観測

　庄内地方は1日、日中も気温が上がらず寒い一日となった。酒田測候所は同日午前3時20分、酒田市での初雪を観測した。鶴岡市の金峰山など庄内平野の山々は白く雪化粧した姿を見せ、本格的な冬の到来を感じさせた。

　同測候所によると、酒田市では同日未明から冷え込みが強まり、前日夜から降り続いた雨がみぞれに変わった。初雪は平年より14日、昨年より1日それぞれ遅い観測。

　1日正午までの最高気温は午前零時40分に観測した5・7度。日中は3―4度台で推移し、平年を4度前後下回る寒い一日となった。

　山岳道路の国道112号月山道路は終日、雪模様の天候が続いた。特に鶴岡市上名川の月山ダム付近から山あいでは、路肩に10センチ程度の雪が降り積もり、山々は一面の銀世界となった。

　同測候所によると、週末は冬型の気圧配置が続くとし、2日は雨や曇りで推移するが、低気圧が通過した後の3日は上空に寒気が入り込んでくることから、平野部でも雪の降りやすい天候になるという。