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2007年(平成19年) 6月15日(金)付紙面より

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音楽でつなぐ心 世界こども交流フェスティバル開幕

 第4回世界こども音楽交流フェスティバルが12日から庄内各地で始まった。18日まで1週間の日程で、アメリカとロシアの少年少女合唱団、吹奏楽団がワークショップやコンサートで演奏を披露し、ホームステイや学校訪問などで交流を深める。

 フェスティバルは、1997年に庄内地区を主会場として開催された「日米草の根交流サミット山形大会」で、県姉妹州のアメリカ・コロラド州の子供合唱団が参加したことがきっかけ。子供を中心とした音楽交流の動きが高まり、99年にコロラド州で第1回大会が開催された。以来、愛知県豊田市やシカゴで開催され、合唱が盛んな庄内地区で第4回大会が開催されることになった。

 今回はコロラド州とロシアから5団体約200人が来日し、鶴岡市と庄内町、遊佐町、山形市にホームステイしながら、地元の学校や福祉施設などを訪問。歌や演奏を通して交流する。

 このうち鶴岡市ではコロラド州のサミット・アンサンブルと、ロシアのモスクワ・プレアブラ・ジュニエ合唱団の2団体約80人を受け入れた。両団体が鶴岡入りした12日、出羽庄内国際村で歓迎会が開かれた。

 翌13日はサミット・アンサンブルが羽黒高校を、モスクワ・プレアブラ・ジュニエ合唱団が櫛引中学校をそれぞれ訪問。このうち櫛引中では全校生徒が出迎え、体育館で音楽交流を行った。櫛引中の生徒が「夢の世界を」を合唱して歓迎。約30人のジュニエ合唱団はチャイコフスキー「夜明け」やラフマニノフ「春の水」、ロシア民謡など約10曲の合唱や独唱を披露した。

 庄内にホームステイする子供たちは、15日まで各地域でコンサートの開催、学校訪問や施設見学などを行い、16日に月山ダムの湖畔コンサート「森と水そして月光のしらべ」に出演。最終日の18日は5団体に地元合唱団などが加わり、庄内町の響ホールでメーンの全体コンサートが行われる。

遊佐高には米国の吹奏楽団

 「世界こども音楽交流フェスティバル」に出演するため来庄しているコロラド州の「パイクスピーク吹奏楽団(ウインズ・シンフォニー)」の団員たちが14日、県立遊佐高校(田中芳昭校長、生徒146人)を訪問、団員たちが演奏を披露した。

 同吹奏楽団は2004年に結成。今回訪れたのは、15―20歳の男女団員59人、引率者15人の計74人。

 同校体育館で行われたオープニングセレモニーでは、全団員と全校生徒が参加。同校ソーラン同好会のメンバーが「遊佐高ソーラン」を披露した後、生徒会長の佐藤翔大君(3年)が「短い時間ですが、思い出をいっぱいつくって」、田中校長が「地域に学び、地域を元気にする学校を目指しており、国際交流にも力を入れている。ゆっくり楽しんで」とそれぞれ歓迎のあいさつした。

写真=モスクワ・プレアブラ・ジュニエ合唱団が透明な歌声を響かせた=13日、櫛引中(上)パイクスピーク吹奏楽団のメンバーが演奏を披露=遊佐高
写真=モスクワ・プレアブラ・ジュニエ合唱団が透明な歌声を響かせた=13日、櫛引中(上)パイクスピーク吹奏楽団のメンバーが演奏を披露=遊佐高



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