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2007年(平成19年) 8月5日(日)付紙面より

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酒田港まつり「甚句流し」 真夏の夜彩る舞あでやか

 港都・酒田の夏まつり「酒田港まつり」の踊りパレード「酒田湊(みなと)・甚句(じんく)流し」が3日夜、酒田市中心部の大通りをメーン会場に繰り広げられた。色とりどりの浴衣や着流し、法被に身を包んだ参加者が「酒田甚句」のお囃子(はやし)に合わせてあでやかな舞を披露、真夏の夜を華やかに彩った。

 「酒田花火ショー・2007星の火祭り」と並ぶ港まつりの中心イベント。一昨年までは酒田甚句をアップテンポにした「S―Jinku」に合わせた舞とともに開催されていたが、「それぞれをじっくり見たい」という市民の声に応え主催する酒田観光物産協会は昨年から分離開催することにした。

 パレードコースは大通りからたくみ通りに入り、中通りを通り大通りに戻る1周約1・2キロ。今年は34舞踊団体計約1750人が参加した。

 この日は開幕式典に続き午後7時ごろから甚句流しがスタート。参加者は色とりどりの衣装で華麗な手踊りを繰り広げた。イカ釣り用の集魚灯が照らし出すコースは、夜の深まりとともに幻想的な雰囲気に。沿道に詰め掛けた見物客らはうちわや飲み物を片手に真夏の夜祭りを楽しんでいた。


華麗な踊りが繰り広げられた踊りパレード
華麗な踊りが繰り広げられた踊りパレード


2007年(平成19年) 8月5日(日)付紙面より

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庄内産枝豆 さらに高品質へ 食味比べ研修 産地強化推進協

 旬を迎えた枝豆の食味に関する研修会が3日、鶴岡市藤島の県庄内総合支庁農業技術普及課で開かれた。庄内地方一円のサンプルが提供され、人の舌と機械による食味分析の対比などで、枝豆の食味や保存、輸送技術について理解を深めた。

 県と庄内地方の各農協、全農庄内本部などで組織する庄内えだまめ産地強化推進協議会が2005年度から毎年この時期に開いている。鶴岡市の「だだちゃ豆」を中心に、庄内産の枝豆の人気が高まり、作付けが増える中、良食味の枝豆の生産・流通について共通認識を持ち、より品質の高い枝豆の生産・流通につなげる狙い。関係者約30人が参加した。

 この日は、庄内地方の各農協などを通じて、「早生甘露」「甘露」など茶豆系統の3品種、14点のサンプルが提供された。同一の条件でゆでたものの試食で香り、甘さ、こく、食感など、生のものを見ての色や形など外観などをそれぞれ審査した。また、生のものについては、山形大農学部の夏賀元康、赤澤経也、江頭宏昌各准教授が開発した近赤外分光法による枝豆の食味分析システムで、甘み(糖分のスクロース)、うまみ(アラニンやグルタミン酸などの遊離アミノ酸)を分析、対比した。

 参加者は試食で、1点ずつ香りやうまみを吟味しながら真剣な表情で食べ比べていた。

 協議会の関係者によると、全農が昨年度に出荷した庄内産の枝豆は395ヘクタール相当で、増加傾向にある。本年度は鶴岡市の一部で水害があったものの、その後の生育は順調に推移し、まずまずの出来という。

 県農業技術普及課では「食味には自信があるものの、輸送や販売段階の保冷の在り方によっては食味が落ちるケースもある。生産段階とともに、より良い保冷の在り方の研究も課題で、今回のような研修会を通じて勉強していきたい」としている。

 江頭准教授によると、食味分析システムは年々改良を加えて精度を上げている。日照時間や土壌、肥料など生産条件と食味の関係についてはまだよく分かっていない点が多いため、今後、同システムを使ってそうした課題にも踏み込んでいく考え。

枝豆を試食する参加者たち
枝豆を試食する参加者たち



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